就職活動の面接で難関の1つが逆質問です。この逆質問が合否を分ける場合もあるため慎重に用意しておきましょう。
逆質問とは?
いつの頃からか使われるようになった「逆質問」と言う言葉。
「逆質問」とは面接の最後に面接官から言われる「何か質問はありますか?」と言う言葉に対して、こちらから質問することを言います。
「何か質問はありますか?」と言う言葉は9割ぐらいで言われるので、面接に挑む場合には必ず質問を用意しておきましょう。
逆質問の例
人事や部署など
人事担当者や部署担当者などが行う1次面接であれば、社内の雰囲気などに触れると良いです。また、人事担当者などは自分の発言が責任問題になることを嫌うので、あまり突っ込んだことを聞いても回答はしてもらえ無いことが多いです。
- 社員数に対する各年代の割合はどれくらいですか?
30代が少ない会社は、新入社員が20代のうちに大半が辞めてしまう事を示しており、ブラック企業の可能性が高いです。
- 今回募集されている職種に携わっている人は何人いますか?
自分と同じ仕事をしている人が何人いるかがわかると、その流れで社内の雰囲気など話を膨らませることができるので便利な質問です。
- 今回の募集は退職に伴うものですか?人員の追加ですか?
退職に伴う募集である場合には、退職の原因を聞いておくと良いでしょう。退職の原因が自分にも当てはまってしまう場合には入社してもすぐに退職してしまう事になりかねません。また、すでに退職済みの場合には引き継ぎはどうするのかを確認しておかないと入社してから困ることになります。
- 面接から入社までのスケジュールを教えてください
希望する入社日等がある場合は、この時点で伝えておくとスムーズに進めてもらえることがあります。
- 教育制度はありますか?
福利厚生の一環で通信教育やセミナーなどを受講できる場合があります。どんなものを受講できるか聞いておくのも良いでしょう。
社長や役員など
- 今、注目している分野はなんですか?
会社を経営する立場の人間であれば、常に次のマーケットを考えているものです。これに対して回答できない場合には会社の将来性に不安が残ります。
- 新規事業に興味があります。現在の事業の他に新規事業を行う予定はありますか?
新規事業を考えていない経営者は居ません。もし居たとしたら数年で潰れるので入社しないほうが良いです。役員面接でこの質問をすると話が盛り上がります。
逆質問を求められない時は?
理由は大きく分けて3つあります。
- 単純に忘れていた
中小企業に多く、面接が複数回あって1次面接で言われない場合は単純に忘れている場合が多いので、気にしないほうが良いでしょう。
- 検討するまでもなく不合格
面接の連絡はしたが既に内定者が決まってしまった場合の消化面接の場合には言われません。ただ、こう言った面接の場合は面接をしている時点で面接官にやる気が感じられず「不合格だな」とわかるので、面接の結果を待つことなく気持ちを切り替えましょう。
- 内定を決めた
他の応募者の面接が終わっており最後の面接であった場合、その時点で「余計な質問をさせず入社させたい」と思えば聞かれないことがあります。ただ、逆に言えば聞かれては困ることがあるということでもあるので入社はあまり勧められません。
どうしても聞きにくい質問は?
給与や待遇、残業など聞いておきたいがどうしても聞けない質問はいくつかあると思います。ただ、とても大切なことなので聞いたことによって「内定を貰えない」と言うことは無いでしょう。
どうしても「自分では質問できない」と言う場合には、転職エージェントを使って就職活動を進めると良いです。質問は転職エージェントを通して行うことができるので、相手に悪い印象を与えずに情報を得ることができます。
ただし、転職エージェントが携わっていない求人もあるので、やはり自分で聞くしか無い場合も多いです。

コクヨ 履歴書用紙 B5(B4・2つ折り) JIS様式例準拠 シン-51J