スマートフォンのテザリングを用いてパソコンなどをインターネットへ接続している人も多いでしょう。この時、パソコンから見るとWi-Fi接続となるため場合によってはWindows Updateと言った大容量のデータ通信が行われる恐れがあります。このため、Windows 10では “従量制課金接続” に指定することで、バックグラウンドデータ通信などを抑制できるようになっています。
Wi-Fiと見なされるテザリング
モバイルネットワークでインターネットへ接続している場合、アップデートファイルのダウンロードなどを制限するようになっているデバイスは多くありますが、Wi-Fiテザリングで接続していると接続するデバイスからは「Wi-Fiでインターネットへ接続している」と見なされるため、制限なくダウンロードが行われてしまうことがあります。
スマートフォンなどのモバイルデータ通信は “使い放題” では無いことが多いので、大容量のデータ通信がバックグラウンドで行われるとモバイルデータ通信量を大きく消費してしまうことがあります。そのため、Wi-Fiルーターやスマートフォンでのテザリング中などには、意図しない通信が行われないよう制御すると安心です。
Windows 10では、接続しているWi-Fiを従量制課金接続に指定することで、データ通信量を節約できるようになっています。
従量制課金接続に指定する手順
- 設定より『ネットワークとインターネット』をクリックします。
- ネットワークとインターネットの “Wi-Fi” などから『既知のネットワークの管理』をクリックします。
- 既知のネットワークの管理より “対象のネットワーク” を選択し『プロパティ』をクリックします。
一度も接続したことが無いネットワークの場合、事前に “追加” もしくは一度は “接続” しておく必要があります。
- 選択したネットワークより『従量制課金接続として設定する』をオンにします。
Wi-Fiを従量制課金接続に指定するやり方は以上です。
加えて、データ使用量を制御するためのデータ通信量上限など設定することができます。
データ通信量上限などを設定する手順
- 選択したネットワークより『このネットワーク上のデータ使用量を制御するためのデータ通信量上限を設定する』をクリックします。
- データ使用状況より “次に関する設定を表示” に対象のWi-Fiが選択されていることを確認し『上限を設定』や『バックグラウンドデータ』を変更します。
データ通信量上限を設定するやり方は以上です。
これらの設定は、Windows updateだけでなく “ストアからのアプリのダウンロード” を始め “スタート画面のタイルの更新(天気やニュース)” や “OneDriveなどの同期” など他のダウンロードにも適用される場合があるので注意してください。