Windowsの圧縮・解凍ソフトで有名な7-ZipがLinuxのファイルシステムとして使われているext2/ext3/ext4をサポートしたとの事なので導入してみました。
「7-Zip」とは?
ファイルの圧縮・解凍を行うためのソフトウェア(アプリケーション)です。zipはもちろんのこと幅広い形式に対応しているので使い勝手が良いツールです。
2015年11月19日に公開されたバージョン15.12ではLinuxのファイルシステムとして使われているext2/ext3/ext4をサポートしたことで話題になりました。
「7-Zip」のインストール
ダウンロード
- 「圧縮・解凍ソフト 7-Zip」へアクセスしインストール先のWindows 10のビット数に合わせてファイルをダウンロードします。
- 32ビットは「7z1512.exe」、64ビットは「7z1512-x64.exe」がダウンロードされます。
“1512”はバージョンによって異なります。特に理由がなければ最新版をダウンロードすることをオススメします。
ダウンロードは以上です。
インストール
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストーラーが起動するので問題がなければデフォルトのまま「Install」をクリックします。
- インストールが完了すると再起動を要求されるので問題がなければ「はい」をクリックします。
インストールは以上です。
コマンドラインバージョン「7-Zip」のインストール【任意】
「7za.exe」をコマンドラインから使えるようにしておきます。
ダウンロード
- 「ダウンロード | 7-Zip」へアクセスし“7-Zip Extra: コマンドラインバージョン”をダウンロードします。
- 「7z1512-extra.7z」がダウンロードされます。
“1512”はバージョンによって異なります。特に理由がなければ最新版をダウンロードすることをオススメします。
ダウンロードは以上です。
インストール
- ダウンロードしたファイルを解凍すると「7za.dll」「7za.exe」「7zxa.dll」ファイルがあるので、任意の場所に配置します。
例として“c:\7za”フォルダを作成し、その中に配置したものとします。
Windows 10が64ビットの場合は“x64”フォルダ内のファイルを使用します。
インストールは以上です。
PATHの設定
コマンドプロンプトで使いやすいように環境変数のPATHへ追加します。
- 画面左下のスタートボタンを右クリックしメニューから「システム」をクリックします。
- システムから「システムの詳細設定」をクリックします。
- システムのプロパティから「環境変数」をクリックします。
- システム環境変数から“PATH”を選択し「編集」をクリックします。
- 編集画面より「新規」をクリックし追加された行に c:\7za を入力し「OK」をクリックします。
PATHの設定は以上です。
動作確認
- コマンドプロンプトより「7za」と入力し“7-Zip (a) [64] 15.12 : Copyright (c) 1999-2015 Igor Pavlov : 2015-11-19”が表示されれば正常です。
インストールしたバージョンにより一部異なります。
いろいろな場面で7-zipを使う機会が出てくると思います。特にext2/ext3/ext4をサポートしたことで、今後はさらに出番が増えてくるでしょう。