Windowsを高速化する方法

デスクトップ Windows

すべてのパソコンがWindowsを快適に動作させられるとは限らず、なかには性能が足りない場合も少なくありません。このような場合には設定を変更することで改善できる場合があります。

Windowsを軽くするには?

一番簡単なのは性能の良いパソコンを使うことですが、安い買い物ではないパソコンを買い替えるのは簡単では無いかもしれません。

また、性能アップが期待できる「HDDをSSDへ換装する」「メモリーを増設する」と言うことも、昨今では換装や増設ができないパソコンも少なくないので難しいかもしれません。

そこで、Windowsに搭載されている様々な機能を取捨選択し不要なものをオフにして全体のパフォーマンスを上げられる可能性があります。特に視覚的な機能の場合、見た目の変化の割に効果が高い場合が多いです。

設定のポイント

透明効果

[ウィンドウ]など半透明になっている部分は処理能力を使うのでオフにすると良いでしょう。

Windowsの透明効果を設定する方法
Windows11やWindows10では所々で[透明効果]が有効になっており、ウィンドウの背後にある表示内容が透過するようになっていますが、これによってパフォーマンスに影響を及ぼす場合もあるので、スペックが弱い機種ではオフにして透過を無効...

視覚効果

操作時の[アニメーション]やウィンドウの[影]と言った効果は処理能力を使うのでオフにすると良いでしょう。

Windowsの視覚効果を設定する方法
スペックが弱いモバイルノートパソコンなどでは、通常利用時にも「動作が重い」などと感じることがありますが、パフォーマンスを優先して少しでも快適に使いたいのであれば、視覚効果をオフにしてみると改善するかもしれません。

バックグラウンドアプリ

バックグラウンドで動作するアプリが必要か否かは人によって異なるため取捨選択すると良いでしょう。

Windows 10でバックグラウンドアプリを設定する方法
Windowsではユーザーが起動していなくとも動作しているアプリが複数あり、これを「バックグラウンドアプリ」などと呼びます。これらのアプリは必ずしも必要で無い場合もあるので見直してみると良いでしょう。

スタートアップアプリ

OSの起動時に同時に起動するアプリが必要か否かは人によって異なるため取捨選択すると良いでしょう。

Windows 10でスタートアップアプリを設定する方法
パソコンを起動するとOS(Windowsなど)と同時に様々なアプリケーションが起動します。起動するアプリケーションはOSによって管理されていますが「ユーザーが必要なアプリケーションを起動する」「特定のアプリケーションを起動させない」と言った...

クリーンアップ

長く使っているとストレージに不要なファイルが残ることがあるので、これを定期的に削除すると良いでしょう。

Windows 10でディスクのクリーンアップを実行する方法
Windowsは使うにつれ一時ファイル(キャッシュなど)が保存されていきます。これが増えると動作に影響を与えることがあるので、気になるようであれば【クリーンアップ】を実行してみると改善するかもしれません。

電源管理

パソコンに搭載されているCPUは省電力の機能によって最大のパフォーマンスでは動作していない場合があるので見直してみると良いでしょう。

WindowsでCPUのパフォーマンスを設定する方法
WindowsではCPUの性能を操作することができる場合があります。特にノートパソコンの場合、「持ち出している時は省電力」「電源に接続しているときは高パフォーマンス」のように状況に合わせて変更されるよう設定しておくと良いでしょう。

初期化

どうしても改善しない場合には初期化を考えてみると良いかもしれません。この時、可能であれば前述した「SSDへ換装する」と言ったことをすると効果が高いかもしれません。

Windowsを初期化をする方法
使わなくなったWindowsパソコンを[売却][譲渡][廃棄]などをする場合は、個人データを残さないようリセットを行っておきましょう。パソコンのリカバリー機能を使うと工場出荷状態に戻ることがあるので注意が必要です。