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Windowsで外部ストレージへの書き込みを高速化する方法

デスクトップ Windows

Windows 11やWindows 10において[USBメモリー]など外付けのストレージを使っている時に「速度が遅い」と感じるのであれば、【書き込みキャッシュ】を有効にすればパフォーマンスを上げることができる場合があります。

書き込みキャッシュとは?

ストレージは[読み込み]や[書き込み]を同時に行っているのではなく、一定のルールの下で切り替えながら動作しています。そのため、書き込み可能になるまで「対象のデータを一時的に貯めておく」ことを書き込みキャッシュと呼びます。

Windows 11やWindows 10では、外部ストレージの[書き込みキャッシュ]はオフに設定されていることが多いので、これをオンにすればパフォーマンスの向上が見込めます。

ただ、そもそもUSB2.0などの古い規格を使っている場合にはパフォーマンスを上げたところで期待する効果は得られないかもしれないので、USB3.0など新しい規格への買い替えを検討したほうが良いかもしれません。この場合、パソコン側も対応している必要があります。

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書き込みキャッシュを有効にする手順

Windows 10を例とします。Windows 11でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。
  1. ファイル名を指定して実行より[diskmgmt.msc]を入力し【OK】をクリックします。
    Windowsでファイル名を指定してアプリを実行する方法
    Windowsには古くから【ファイル名を指定して実行】と呼ばれる機能があります。アプリケーションなどを手軽に起動できるので使いこなせるように覚えておくと便利です。Windows 10はもちろんWindows 11でも操作が可能です。
  2. ディスクの管理より【(対象のディスク)】を右クリックします。
    Windows 10→ディスクの管理

  3. メニューより【プロパティ】を選択します。
    Windows 10→ディスクの管理

  4. プロパティの[ポリシー]より【取り外しポリシー】>【高パフォーマンス】を選択します。
    Windows 10→ディスクの管理→プロパティ

  5. プロパティの[ポリシー]より【書き込みキャッシュポリシー】>【デバイスの書き込みキャッシュを有効にする】を選択します。
    最後に【OK】をクリックするのを忘れないよう注意してください。

    Windows 10→ディスクの管理→プロパティ

書き込みキャッシュを有効にするやり方は以上です。

書き込みキャッシュを有効にすると[ハードウェアの安全な取り外し]が必須となるので注意してください。

Windowsで外付けハードウェアの安全な取り外しをする方法
比較的に新しいWindows 10などでは、「ハードウェアの安全な取り外し」の操作を行わなくとも外付けデバイスの取り外しが可能と言われていますが、これは[取り外しポリシー]によっては必要となります。