動画ファイルからDVDを作成する場合、ビデオカメラなどを持っていれば付属のソフトウェアがありますが、iPhoneやAndroidスマートフォンなどで撮影した動画ファイルの場合にはフリーソフトのオーサリングソフトを使えば簡単に作ることができます。
DVDオーサリングソフト
動画ファイルから “DVD” や “BD(Blu-ray Disc)” を作成することをオーサリングと呼び、専用のソフトウェアを用いて行うことができます。
Windowsパソコンであれば、以前はプリインストール(プレインストール)された “Windows DVD メーカー” を使って簡単に作成することができましたが、Windows 10ではサポートされておらずプリインストールはもちろんダウンロードすら出来なくなってしまいました。このため、Windows 10でDVDのオーサリングを行うためには別途のソフトウェアを用意する必要があります。
有料で優秀なソフトウェアは数多くありますが、一般家庭で利用するには敷居が高いかもしれませんので、今回はフリーソフトウェアのDVD Flickを使ってDVDを作成してみました。
ダウンロード&インストールの手順
- Webブラウザより DVD Flick の “download” より『Download DVD Flick』をクリックします。
今回はバージョン “1.3.0.7” をダウンロードしました。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、起動したインストーラーより画面の指示に従ってインストールを行います。
インストールオプションは特に変更する必要は無くデフォルトで問題ありません。
有志によって作成されたパッチを用いて日本語化することも可能ですが、非公式であるため今回は日本語化せずに使用しています。
DVD Flickの使いかた
DVDオーサリングの手順は、全てを説明すると複雑になるため、DVDプレイヤーで再生できる最低限の設定を紹介します。
動画の追加
DVD化する動画ファイルをDVD Flickに対してドラッグ&ドロップします。
プロジェクトの設定
Project settingsより “Burning” の『Create ISO image』をチェックし、その他は任意の設定します。
メニューの設定
Menu settingsより好みのメニューを選択します。
動画の設定
Edit title…より “Chapters” の『Create chapters on every video source』にチェックし『Apply to all titles』をクリックします。その他は任意に設定します。
DVDイメージの作成
Create DVDよりDVDイメージ(ISOイメージ)を作成します。動画の数や長さにもよりますが、比較的に長い時間を要するので注意してください。
DVDを書き込む
作成された “ISOイメージ” をライティングソフトなどを使ってDVDへ書き込みますが、Windows 10ではデフォルト機能で書き込めるので別途のソフトウェアが不要です。
DVD Flickを使って動画ファイルからDVDを作成するやり方は以上です。
大がかりなDVDを作成することは難しいかもしれませんが、家庭用で楽しむには十分でしょう。