比較的に新しいWindowsでは、アカウント[Guest]は使えないようになっていることが多いです。しかし、無効に設定されているだけなので有効にすれば使うことができます。

Macでrootを使う方法
Macには[root(ルート)]と呼ばれるユーザーがあります。「rootユーザー」「root権限」などと呼ばれ管理者の権限を持っており、通常なら利用できない領域へアクセスできます。
アカウント[Guest]とは?
Windowsは[ユーザ]と言う単位によって複数人で共用することができます。
「1台のWindowsを家族で共有する」と言った場合には良いですが、第三者に貸し出しする場合などに1人1人にユーザーを作成していては手間がかかります。この時、一時的に貸与するだけであればゲストユーザを使うのが便利です。
古いバージョンでは有効でしたがWindows 11やWindows 10では無効になっているので、なんらかの理由で使用したいという場合には、これを有効にすることができます。

Windows 10を複数ユーザーで使う方法
Windowsでは、1台のパソコンを[ユーザー]の単位で使い分けることができます。このため、1台のデバイスを複数人で共有したり、1人でも仕事とプライベートを分けたりすることができます。
Guestを有効にする手順
エディションによって操作が異なるので注意してください。
Windows 10を例とします。Windows 11でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。
Proエディション以上の場合
- Windowsより【ファイル名を指定して実行】を開きます。
Windowsでファイル名を指定してアプリを実行する方法Windowsには古くから【ファイル名を指定して実行】と呼ばれる機能があります。アプリケーションなどを手軽に起動できるので使いこなせるように覚えておくと便利です。Windows10はもちろんWindows11でも操作が可能です。
- ファイル名を指定して実行より[compmgmt.msc]を入力し【OK】をクリックします。
- コンピューターの管理の[システムツール]>[ローカルユーザーとグループ]>[ユーザー]より【Guest】をダブルクリックします。
- Guestのプロパティより[アカウントを無効にする]のチェックを外し【OK】をクリックします。
- コンピューターの管理に戻り[Guest]を右クリックし、コンテキストメニューより【パスワードの設定】を選択します。
- 画面の指示に従って操作します。
Homeエディション以下の場合
Proエディション以上でも同様のことができます。
- Windowsより【ターミナル(管理者)】【PowerShell(管理者)】【コマンドプロンプト(管理者)】のいずれかを開きます。
Windowsで「ターミナル」「PowerShell」「コマンドプロンプト」を使う方法[PowerShell][コマンドプロンプト]はキーボードから決まった文字列(命令)を入力してWindowsを操作するための仕組みです。Windows10では[PowerShell]がデフォルトであり、Windows11では新たに[ターミナ...
- 以下のコマンドを実行します。
[Guest]が有効になります。
net user Guest /active:yes
無効にする場合は以下のコマンドを実行します。
net user Guest /active:no
- 任意で以下のコマンドを実行します。
[パスワード]を設定します。
net user Guest [パスワード]
Guestを有効にするやり方は以上です。
頭の片隅にでも入れておくと何かの役に立つかもしれません。