Windowsでファイルを復元できないよう完全削除する方法

パソコンなどに保存されたファイルは、削除しても表向き見えなくなっているだけでデータは残っていることが多いので、専用のソフトウェアを使えば取り出すことができる場合があります。このようなリスクを限りなくゼロにするには【完全削除】が必要です。

完全削除は 復元できないこと を保証するものではありません。そのため、全てを自己責任にて行い何がおきても一切の責任は負いません。

完全削除とは？

パソコンからファイルを削除しても「このファイルは削除された」と言った印をつけているだけで実際にデータが消えるわけではありません。

ただ、印がつけられたデータは後から保存するデータによって上書きすれば削除されるので、これを意図的におこなえば本当の意味でのデータ削除が可能であり、これを完全削除と呼びます。

Windowsではストレージ全体を完全削除することはできますが、ファイル単位ではできないので今回はFile Shredderを使ってみました。

File ShredderはVectorなどからダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを実行し【Next】をクリックします。
license Agreementより内容に問題が無ければ［I accept the agreement］を選択し【Next】をクリックします。
続く［Select Destination Location］［Select Start Menu Folder］は特に問題が無ければデフォルトのまま【Next】をクリックします。
Select Additional Tasksより任意に選択し【Next】をクリックします。
[Create a desktop icon]にチェックを付けるとデスクトップにアイコンが作成されます。
Ready to Installより内容に問題が無ければ【Install】をクリックします。
インストールが完了したら【Finish】をクリックします。

File Shredderより【Shredder Settings】をクリックします。
Settingsの［Program Settings］より【Windows Shell Integration】のチェックを必要に応じて切り替えます。
チェックを付けるとファイルを右クリックして削除できます。

Settingsの［Algorithm］より【Default secure algorithm】を選択します。

上書き回数が増えるほど安全ですが時間を要します。

Algorithm	説明
Simple One Pass	1回上書き
Simple Two Pass	2回上書き
DoD 5220-22.M	米国国防総省方式
Secure earsing algorithm with 7 passes	7回上書き
Guttman algorithm 35 passe	35回上書き

File Shredderの［Settings］より【Windows Shell Integration】にチェックする必要があります。

File Shredderの使いかたは以上です。