Windowsでは長らく「バックアップと復元」と呼ばれる機能が使われてきましたが、制約が多く「使えない」と言う場合も少なくありませんでした。しかし、現在では【Windowsバックアップ】により「クラウドストレージ(OneDrive)へバックアップするアプリ」が登場しました。
Windowsバックアップとは?
2023年5月に発表・リリースされたアプリで[フォルダー][アプリ][設定][資格情報]などのデータをバックアップすることができます。
以前より搭載されていた[バックアップと復元]は「外部ストレージが接続されている」「ネットワークドライブにアクセスができる」などの条件を満たす必要があり、場合によっては使えないことがありました。
[Windowsバックアップ]では「Microsoftアカウントでサインインしている」と言う条件はあるものの、バックアップに使うストレージにクラウドストレージのOneDriveが使われるため、Microsoftアカウントを用意すれば使える機能となります。
Windowsバックアップの使いかた
「バックアップされたデータを削除する」と言ったような操作は現状でできないようなので注意してください。ただ、バックアップの機能をオフにすることはできます。
Windows 11を例とします。
バックアップする
- Windowsのすべてのアプリより【Windowsバックアップ】を開きます。
- Windowsバックアップより[フォルダー][アプリ][設定][資格情報]を開き【(対象の項目)】のオン/オフを切り替えます。
一度バックアップをするとオン/オフを切り替えられなくなりますが、後述する設定よりオン/オフを切り替えることができます。
- Windowsバックアップより【バックアップ】をクリックします。
「資格情報をバックアップする前に、IDを確認する必要があります」と表示された場合は【[設定]に移動する】または【設定】>【アカウント】>【Windowsバックアップ】より操作します。
バックアップをオフにする
- 設定より【アカウント】>【Windowsバックアップ】を開きます。
- Windowsバックアップより[OneDriveフォルダーを同期しています]>【同期の設定を管理する】【アプリを記憶】【自分の設定を保存する】を変更します。
Windowsバックアップをオフにする場合は全ての項目をオフにします。
バックアップを復元するには?
バックアップされたデータは、パソコンを「初めて起動した」「初期化した」と言った時に行う初期セットアップにて復元の操作を行います。