[PowerShell][コマンドプロンプト]はキーボードから決まった文字列(命令)を入力してWindowsを操作するための仕組みです。Windows 10では[PowerShell]がデフォルトであり、Windows 11では新たに[ターミナル(PowerShell)]が使われますが、これを[コマンドプロンプト]に変更することもできます。
違い
【ターミナル】も[PowerShell]も[コマンドプロンプト]も「キーボードから決まった文字列(命令)を入力して操作する」ためのコマンドラインツールであることに変わりはありません。
ただし、Windows 11の【ターミナル】はあくまでも入れ物であり、【ターミナル】の中で[PowerShell]や[コマンドプロンプト]が動作しているだけなので、厳密に言えば異なるのかもしれませんが、使用するうえで意識する必要は無いでしょう。
ちなみに、マウスで操作するのを「GUI(Graphical User Interface)」と呼ぶのに対して、キーボードのみで操作するのを「CUI(character user interface)」と呼びます。
Windowsの操作はGUIによってできますが、一部にCUIのみで提供されている機能もあるので、覚えておくと便利でしょう。
起動する手順
- 画面下の[田]を右クリックします。
キーボードの田+Xキーでも同様です。
- コンテキストメニューより【Terminal(ターミナル)】【Windows PowerShell】【コマンドプロンプト】をクリックします。
必要に応じて【~(管理者)】をクリックします。
- [PowerShell][コマンドプロンプト]のウィンドウが表示されます。
Windows 11では[ターミナル]内で、どちらかが起動します。
- PowerShellの場合
Windows PowerShell Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved. 新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6 PS C:\Windows\system32>
- コマンドプロンプトの場合
Microsoft Windows [Version 10.0] (c) Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Windows\system32>
- PowerShellの場合
起動するやり方は以上です。
他にもファイル名を指定して実行より【cmd】の入力で実行できますが、この場合は[~(管理者)]の起動ができないので注意してください。
切り替える手順
Windows 11
- ターミナルより【V】をクリックします。
- メニューより【設定】をクリックします。
一時的に切り替えるだけであればメニューより選択できます。
- 設定の[既定のプロファイル]より【Windows PowerShell】【コマンドプロンプト】を選択します。
最後に【保存】をクリックします。
Windows 10
- 設定より【個人用設定】を選択します。
- 個人用設定の[タスクバー]より【~コマンドプロンプトをWindows PowerShellに置き換える】のオン/オフを切り替えます。
オンにすると[Windows PowerShell]が表示され、オフにすると[コマンドプロンプト]が表示されます。
Windows PowerShellとコマンドプロンプトを切り替えるやり方は以上です。
Windows PowerShell(コマンドプロンプト)を起動するやり方はいくつかありますが、【管理者】で起動することも考えてスタートボタンから起動する方が良いでしょう。