家庭用プリンターでもWi-Fiなどを利用してネットワークプリンタに対応した機種が数多く販売されていますが、USB接続しかできない機種でも1台のWindows 11やWindows 10で【共有】の設定をすることでネットワークプリンターとして使うことができます。
プリンターを共有する条件とは?
USBで接続するプリンターの場合、1台のプリンターに対して1台のパソコンとしか接続できないと思われがちですが、[共有]と言う機能を使うことで、1台のパソコンに接続されたプリンターを同じネットワーク上にある別のパソコンからも使うことができます。
この時、「プリンターをUSB接続しているパソコン」を親とし、ネットワークから接続するパソコンを子と考えると判りやすいでしょう。
ただし、親パソコンは電源オンでネットワーク接続している必要があり、加えて初期設定が必要なので注意してください。
初期設定するやり方
Windows 11を例とします。Windows 10でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。
ネットワークプロファイル
プライベートネットワークに接続するか、【ネットワークプロファイル】を変更します。

Windowsで「ネットワークプロファイル」を変更する方法
WindowsでWi-Fiなどのネットワーク(インターネットなど)に接続する際に「このPCを検出できるようにしますか?」と問われることがありますが、この問いは「わかりにくい」のに意外と重要な選択なので間違えないよう注意したほうが良いでしょう...
共有を有効にする
- コントロールパネル(大きいアイコン)より【ネットワークと共有センター】をクリックします。
- ネットワークと共有センターより【共有の詳細設定の変更】をクリックします。
- 共有の詳細設定の[プライベートネットワーク]より【ネットワーク探索を有効にする】と【ファイルとプリンターの共有を有効にする】をオンにします。
Windows 11とWindows 10で画面のUIが大きく異なるので注意してください。
プリンターを共有するやり方
Windows 11
- 設定の[Bluetoothとデバイス]より【プリンターとスキャナー】をクリックします。
- プリンターとスキャナーより【(対象のプリンター)】をクリックします。
対象プリンタを間違えないよう注意してください。
- 対象プリンターより【プリンターのプロパティ】をクリックします。
- プリンターのプロパティの[共有]より【このプリンターを共有する】をチェックしOKまたは適用をクリックします。
共有元パソコンとOSバージョンが異なる場合などは【追加ドライバー】をクリックし設定します。
Windows 10
- 設定より【デバイス】をクリックします。
- デバイスの[プリンターとスキャナー]より対象プリンタの【管理】をクリックします。
対象プリンタをクリックすることでメニューが表示されます。
- 対象プリンターの[デバイスの管理]より【プリンターのプロパティ】をクリックします。
- 対象プリンタのプロパティの[共有]より【このプリンターを共有する】をチェックしOKまたは適用をクリックします。
共有元パソコンとOSバージョンが異なる場合などは【追加ドライバー】をクリックし設定します。
プリンターを共有するやり方は以上です。
共有プリンターに接続するやり方
共有プリンターはネットワークプリンターとして動作します。
WindowsだけでなくiOSデバイス(iPhone / iPad)やAndroidデバイス(スマートフォン / タブレット)などからも接続することができます。