新しいサイトを構築するために新たに独自ドメインを取得しましたが、とりあえずローカル環境でテストしたいと思いXAMPPで使用できるように設定してみました。
バーチャルホストとは?
バーチャルホスト(Virtual Host)とは1つのWebサーバで複数の別ドメインを利用できるようにする技術です。
XAMPPなどを利用してWebサーバーを構築すると “http://localhost” でアクセスできますが、これだとWebサイトを1つしか作ることができないので、バーチャルホストを使って別のURLでもアクセスできるようにします。
バーチャルホストを設定する手順
今回は、Windows 10にインストールしたXAMPP(WebサーバーはApache)を用いています。
ファイルパスなどはXAMPPをインストールした場所によって異なります。今回は “C:\” にインストールしたものとします。
バーチャルホストを有効にする
- httpd-vhosts.confを開きます。
C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf
- httpd-vhosts.confより20行目あたりにある “NameVirtualHost” のコメントアウト(##)を解除します。
NameVirtualHost *:80
バーチャルホストを設定する
- httpd-vhosts.confよりバーチャルホストの設定を追記します。
# 参照フォルダとドメイン名の設定 <VirtualHost *:80> DocumentRoot "C:/xampp/hoge" ServerName hoge </VirtualHost> # アクセス権の付与 <Directory "C:/xampp/hoge"> AllowOverride All Require all granted </Directory>
記載する “フォルダーパス” や “サーバー名(ドメイン名)” は環境によって異なるので注意してください。 - Webサーバー(Apache)を再起動します。
バーチャルホストを設定するやり方は以上です。
hostsを設定する手順
バーチャルホストで指定したサーバー名(ドメイン名)に、ローカル環境でアクセスするには “hosts” に設定を追記する必要があります。
127.0.0.1 hoge
参考 Windows 10のhostsファイルを更新する方法
Windows 10にインストールしたXAMPPでバーチャルホストを設定するやり方は以上です。
独自ドメインを設定したWordPressなどをローカル環境で動かしたい場合などには、バーチャルホストに独自ドメイン名を設定すれば、サーバー上にあるのと同様に動作させることができるかもしれません。