インストール型CMSの代名詞となったWordPressですが、初心者の方には意外とインストールが難しいところがありますので、1番簡単な方法を紹介しておこうかと思います。
WordPressとは?
もともとはブログを作成するためのWebアプリケーションでしたが、豊富なテーマやカスタマイズのしやすさから個人ブログだけでなく企業サイトまで幅広く使われるようになっています。
WordPressのインストール
WordPressをインストールするためには大きく分けて2つの方法があります。
- インストール場所と表示場所が同じルートディレクトリ型インストール
- インストール場所と表示場所が異なるサブディレクトリ型インストール
どちらも機能的には変わりません。ルートディレクトリにインストールする方が直感的で解りやすいため初心者にオススメですので、今回はルートディレクトリ型のインストールを紹介したいと思います。
事前準備
WordPressはデータの保存にMySQLを使用しますので、サーバにMySQLを準備しておきます。
MySQLの設定方法は各レンタルサーバによって異なるので確認してください。
ルートディレクトリにインストールする
WordPressのダウンロード
- 公式サイトにアクセスし、下にスクロールすると”ダウンロード”とあるので「WordPress 4.2.4 をダウンロード」をクリックしてファイルをダウンロードします。
「WordPress 4.2.4 をダウンロード」の数字の部分はバージョンによって変わりますので注意してください。特に事情がない限り最新版をダウンロードすれば問題ありません。
- ダウンロードした”wordpress-4.2.4-ja.zip”は圧縮ファイルですので任意の場所に展開(解凍)しておきます。
zipファイルの展開は”wordpress-4.2.4-ja.zip”を右クリックし「すべて展開」をクリックすればできます。
- 以上で終了です。
ファイルのアップロード
今回はルートディレクトリにアップロードします。
ルートディレクトリとは、例えば自分のサイトがhttp://test.xins.club/である場合に、http://test.xins.club/にアクセスしたら表示されるファイルを置くディレクトリです。いわゆるTOPページ(index.htmlなど)を配置するディレクトリ。
- 手段はなんでも良いですが、ルートディレクトリに先ほど展開(解凍)したファイルをすべてアップロードします。今回はFTPクライアントを使用しました。
- ファイルのアップロードが完了し自分のサイトにアクセスすると以下の画面が表示されますので、「さあ、始めましょう」をクリックします。
- 次の画面で先に作成したMySQLのデータベース名、ユーザー名、パスワードを入力し「送信」をクリックします。
これらの値はMySQLでデータベースを作成した際に得ることができる情報です。わからない場合はサーバーの管理元に問い合わせてください。
また、データベースホストやテーブル接頭辞は特殊な環境でない限りは変更の必要はありません。何か不都合がある場合は変更します。 - 以上でインストールの準備が整いましたので、「インストール実行」をクリックしてインストールを開始します。
- 作成するサイトの情報を入力します。すべての項目を入力し最後に「WordPressをインストール」をクリックします。
“検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する”は検索エンジンに検索させるかどうかを設定しますが、”強制”ではなく”お願い”なので指示に従うかどうかは検索エンジン次第となってしまいます。したがって、チェックを外しても検索される可能性があるので基本的にはチェックを付けたまま進めた方が良いと思います。
- 問題なくインストールが完了すれば、ログイン可能となるので「ログイン」をクリックしてログインページに遷移します。
- ユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
この際に表示されるログインページはブックマークしておくことをオススメします。場合によってはログイン画面のURLがわからなくなり、管理画面へログインすることができなくなる可能性があります。
- 無事にログインできればインストールは完了です。
まとめ
ルートディレクトリにインストールする方法は1番簡単ですが、ルートディレクトリがWordPressのファイルで埋まってしまうのでサーバーを他の用途に使いにくくなってしまいます(使えないわけではありません)。
したがって、次回は、WordPressのインストールを専用ディレクトリに行う方法を紹介したいと思います。