Webサイトのアクセス解析を確認していると “browserconfig.xml” と言うファイルが参照されていることがわかります。しかし、そんなファイルは無いため “404 Not Found” を返しているわけですが、数が多くなってきたので調べてみました。
browserconfig.xmlとは?
Windows8やWindows 10に搭載されている “スタート画面” にはWebサイトをピン留めすることができます。このピン留めを行うと “タイル” が表示されますが、このタイルに必要な画像データを指定するのがbrowserconfig.xmlのようです。
実際にはbrowserconfig.xmlが無くとも、favicon(ファビコン)などを読み込んで自動的に表示してくれるので、あまり問題になることは無いでしょう。
気になる場合には、自分のパソコンでピン留めしてみて「どう表示されるか?」を確認してみることをオススメします。
ファイルの作成手順
XMLファイル
XMLファイルは、ほとんど定型なので特に困ることは無いでしょう。テキストエディタなどで自分の環境に合わせて作成し、ファイル名を “browserconfig.xml” とします。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <browserconfig> <msapplication> <tile> <square70x70logo src="/images/smalltile.png"/> <square150x150logo src="/images/mediumtile.png"/> <wide310x150logo src="/images/widetile.png"/> <square310x310logo src="/images/largetile.png"/> <TileColor>#009900</TileColor> </tile> </msapplication> </browserconfig>
画像ファイル
作成した “browserconfig.xml” に記載した画像ファイルを作成します。画像ファイルは、それぞれに推奨されるサイズがあるので、それに合わせて作成します。
ファイル名 | 推奨サイズ(最小サイズ) |
---|---|
smalltile.png | 128×128(56×56) |
mediumtile.png | 270×270(120×120) |
widetile.png | 558×270(248×120) |
largetile.png | 558×558(248×248) |
アップロード先
browserconfig.xmlはWebサイトのルートディレクトリにアップロードします。
/browserconfig.xml
画像ファイルはbrowserconfig.xmlにて指定した場所にアップロードします(今回はimagesディレクトリ)。
/images/smalltile.png /images/mediumtile.png /images/widetile.png /images/largetile.png
アップロードが完了したら、自分のパソコン(Windows 10など)で、スタート画面にWebサイトをピン留めしてみましょう。キャッシュが残ってるとうまく表示されない場合があるので、その場合にはキャッシュを削除してからの実行をオススメします。