自宅でプログラミングの勉強をしたいと思っても、開発環境を整えるのは意外と難しいものです。特に言語が決まっていないのであればJavaを使うのが一番簡単でしょう。そこで、Windows 10に対してJavaの開発環境をEclipseを使って整えてみたいと思います。
このページは『Eclipse Java Mars.2 Release (4.5.2)』の解説をしています。インストールの方法はバージョンによって異なる場合があるので注意してください。
開発環境とは?
パソコンでプログラミングの勉強をする際には開発するためのソフトウェアなどをインストールする必要があります(これを開発環境と呼びます)。しかし、開発環境を整えるのは慣れない人では難しいものです。
そのため、比較的カンタンにできるJavaの開発環境を整えてみたいと思います。
開発環境を整える
Java開発環境を整える為には『JDK(Java Development Kit)』と『Eclipse(統合開発環境)』の2つのインストールが必要です。
JDKって何?
プログラミング言語『Java』を使ってプログラミングするためのキットです。インストール方法は以下を参照してください。

Eclipseって何?
Javaには、統合開発環境と言う開発を容易にするソフトウェア(アプリケーション)が用意されており、その名前が『Eclipse(“イクリプス” または “エクリプス”)』です。
プロの開発現場でも使用されるソフトウェアですが、誰でも無料で使用することができます。
ダウンロード
- 『Eclipse Downloads』へアクセスし、パソコンの環境に合わせて『32bit』または『64bit』をクリックします。
使用するパソコンが32bitか64bitかわからない場合には『32bit』をダウンロードしておけば間違いないでしょう。
- ダウンロードサーバーの選択画面が表示されるので、好みのサーバー(近いところが好ましい)を選択し『DOWNLOAD』をクリックします。
ダウンロードは以上です。
インストール
以前のEclipseはダウロードファイルを展開(解凍)するだけでしたが、いつのころからかウィザード形式のインストーラーになりました。
- ダウンロードしたファイルを起動し『Eclipse IDE for Java Developers』をクリックします。
- インストール先のフォルダーを選択し『INSTALL』をクリックします。
“Installation Folder” はデフォルトのままでも良いですが『ドキュメント』配下などアクセスしやすい場所へ変更することをオススメします。
- インストールが開始すると、途中でライセンスが表示されるので、内容を確認し問題が無ければ『Accept』をクリックします。
- “Installation completed successfully” と表示されれば完了です。
『LAUNCH』をクリックするとEclipseが起動します。
インストールは以上です。
初回起動
- インストールしたEclipseを起動すると “Workspace Launcher” が表示されるので、任意の場所を選択し『OK』をクリックします。
“Workspace” とはソースファイルを保存する場所(作業フォルダ)です。デフォルトのままでも良いですが『ドキュメント』配下などアクセスしやすい場所へ変更することをオススメします。
- Eclipseが立ち上がると “Welcome” と表示されます。チュートリアルやサンプルなどを見ることができるので必要であれば一読しておくと良いでしょう。ふようであれば左上のタブにある『×』をクリックすると閉じることができます。
“Welcome” の画面は初回起動時にしか表示されません。再度表示させたい場合にはメニューバーの『Help → Welcome』をクリックします。
初回起動は以上です。
これで、開発環境が整いました。英語では見にくいという場合には日本語化すると良いでしょう。
