子ども向けプログラミング言語の “Scratch” は、子供でもプログラミングできるように作られていますが、とは言え最初の取っ掛かりが無いと中々に難しいものです。
Scratchでプログラミングするには?
Scratchは各ブロック(パーツ/部品)を「動かす」「並べる」などマウス操作によって簡単にプログラミングすることができます。
ただ、一定のルールは存在しているので、そのルールに従って作成しないと「どうやってプログラミングするのか?」「どうやって動かすのか?」など疑問に思う人も多いでしょう。
基本的なルールさえ押さえてしまえば、後は好きなようにプログラミングができるので、覚えてしまうと良いでしょう。
プログラミングする手順
Scratchは、あらかじめパソコンにインストールするかWebブラウザから取り扱うことができます。

画面の構成
Scratchの画面は大きく3つに分かれており、左からブロック一覧・コード・実行結果となっています。
スタート地点を配置する
Scratchにおけるプログラミングは、左側に並んでいるブロック(パーツ/部品)を組み合わせることで行います。
このブロックはマウスの左クリックをクリックしたままにすることで動かすことができます。
各ブロックは好きなように配置することができますが、プログラミングを動作させる際には緑の旗をクリックするので、スタート地点に『(緑の旗)がクリックされたとき』のブロックを配置する必要があります。
ブロックを並べる
スタート地点となるブロックを配置したら、その下には各ブロックの凹凸を合わせながら縦に並べていきます。
実行結果となる場所を見ると、デフォルトでキャラクターが表示されているので、このキャラクターを動かすことを目的にブロックを配置していくと良いでしょう。
例えば、スタート地点の下に『50歩動かす』『こんにちは!と2秒言う』などと配置すれば、実行結果のキャラクターがプログラミングの通りに動きます。
プログラミングを動かす手順
プログラミングは、実行結果の場所にある『(緑の旗)』をクリックすることで動かすことができ、何らかの理由によって止まらなくなってしまった場合でも『赤い〇』をクリックすることで止めることができます。
実行結果にいるキャラクターもブロックと同様にマウスの左クリックをクリックしたままにすることで動かすことができます。
実行した結果、キャラクターが画面から消えてしまった場合でも、下にある “X” と “Y” の入力欄に『0』を入力することで真ん中に表示させることができます。
使えるブロックはたくさんあるので、組み合わせることで好きなように動かすことができるかもしれません。
代表的なブロック
〇回繰り返す
同じブロックを繰り返したい場合に使うブロックで『10回繰り返す』『20回繰り返す』などとすることができます。
同じブロックを必要な分だけ並べても良いですが『100回繰り返す』『1000回繰り返す』などの場合に、その数のブロックを並べるのは大変なので、このようなブロックが存在しています。
このブロックはコの字型になっており、中にブロックを追加することで追加したブロックを繰り返し実行します。追加するブロックは1つだけでなく複数のブロックを配置することが可能です。
もし<>なら
条件(キーボードを押したなど)によって「実行する」「実行しない」を分けることができます。
プログラミングを実行した後でも、キーボードなどの入力などによって動作を変えたいときに使うことができます。
このブロックはコの字型になっており、中にブロックを追加することで追加したブロックを繰り返し実行します。追加するブロックは1つだけでなく複数のブロックを配置することが可能です。
このようなブロックを制御ブロックと呼び、これらを組み合わせることで様々に動かすことができるようになります。慣れるまでは難しいかもしれませんが、試行錯誤してみると良いでしょう。
