各キャリアがキャリアメール向けに提供している迷惑メール対策には「指定したドメインからのメールを受信する」と言うような設定ができます。サブドメインを持つメールアドレスを指定する場合には少々コツがあります。
メールアドレスのドメインとは?
“ドメイン”とは所属を指します。例えば、メールアドレスが「yourname@companey.com」であれば“companey.com”に所属するメールアドレスであると言うことになります。したがって、Gmailで取得したメールアドレスは「@gmail.com」となりますし、ドコモで取得したメールアドレスは「@docomo.ne.jp」となるので、メールアドレスのドメインを確認すれば、どの事業者で取得したメールアドレスであるかがわかります。
迷惑メール対策の「ドメイン指定受信」
ドコモやau、SoftBankが提供しているキャリアメールには迷惑メール対策として「ドメイン指定受信」が可能です。「ドメイン指定受信」とは指定したドメインからのみメールを受信するという設定で、迷惑メールが大量に届いて困るという人にとってはうれしい機能です。
メールアドレスがサブドメインを持つものがある
メールアドレスのドメインの中にはサブドメインが指定されているメールアドレスがあります。例えば、MVNOで有名なOCNモバイルONEで取得できるメールアドレスは「yourname@xxx.ocn.ne.jp」と言うようにドメインが“ocn.ne.jp”ではなく“xxx.ocn.ne.jp”と言うサブドメイン形式になっています。この“xxx.ocn.ne.jp”が全ユーザーで固定であれば問題ありませんが“xxx”の部分はユーザーによって変わるので「ドメイン指定受信」に指定するのが厄介です。
「ドメイン指定受信」に指定するのはドメインのみ
実はドメイン指定受信に指定するドメインはサブドメインではなく「ドメイン」を指定すればすべてのサブドメインから受信することが可能です。したがって、“xxx.ocn.ne.jp”と“yyy.ocn.ne.jp”、“zzz.ocn.ne.jp”のすべてから受信したい場合には「ocn.ne.jp」だけを指定すればすべてのメールアドレスから受信することができます。
まとめ
キャリアメールで迷惑メール対策をしている人が多いのでGmailやOCNモバイルONEのメールアドレスのようなメールは受信できないこともあります。キャリア側も時代を考えて主要なメールサービスのメールアドレスぐらいはデフォルトで拒否しないような設定を用意してくれればと思います。
迷惑メール対策の設定方法は「迷惑メールがたくさん来るようになって迷惑してきた」を参照してください。