2018年4月23日(月曜)をもってAndroid端末向け “spモードメールアプリ” の提供およびサポートが終了されることになりました。これによってキャリアメールが使えなくなるわけでは無く、既にspモードメールに替わるメールアドレスとして “ドコモメール” が提供されているので順次の移行をおススメします。
spモードメールが終わる
NTTドコモがAndroidスマートフォン向けに提供している “spモードメール” が、2018年4月23日(月曜)をもって「アプリのサポート終了」「アプリの配信停止」されることになりました。そのため、NTTドコモでは “ドコモメール” への移行を勧めています。
NTTドコモのメールアドレス
NTTドコモが契約者向けに提供しているメールアドレス(いわゆるキャリアメール)は「〇〇〇〇@docomo.ne.jp」と言うものですが、見た目は同じものであっても、実は3つのメールサービスに分かれています。
iモードメール
NTTドコモが提供するドコモケータイ(いわゆる携帯電話・フューチャーフォン・ガラパゴスケータイ・ガラケーなどと呼ばれるもの)のうち、iモード対応の機種に提供されているメールサービスです。
spモードメール
NTTドコモが提供するドコモスマートフォン向けに提供されているメールサービスです。前述したガラケーは “iモード契約” であるのに対して、スマートフォンは “spモード契約” と契約自体が異なるために、スマートフォン向けに新たに提供されたメールサービスとなっています。
これらのメールアドレスは排他では無いため “iモード” と “spモード” の両方を同時契約すれば、2つのメールアドレスを併用することも可能です。また、この2つのメールアドレスは入れ替えることもできます。
ドコモメール
ドコモスマートフォン向けに提供されている “spモードメール” を拡張したのがドコモメールです。
spモードメールとドコモメールの違いは、「メールプロトコル “IMAP” に対応している」と言うことで、spモードメールアプリのような専用アプリを用いることなく一般的なメールクライアント(アプリ)で送受信が可能になっています。
参考 『POP3』と『IMAP』の違いと『ActiveSync』について
また、ドコモメールのIMAPはIDLE機能(IDLEコマンド)にも対応しているので、IMAP IDLE対応メールクライアントを用いることでプッシュ通知/自動受信することも可能です。加えて、Webメールにも対応しているのでスマートフォンはもちろんパソコンのブラウザを用いてメールを送受信することもできるので、より使いやすくなるでしょう。
このように、NTTドコモではスマートフォン向けのメールアドレス(いわゆるキャリアメール)として “spモードメール” と、それを拡張した “ドコモメール” を既に提供しているので、たとえspモードメールが無くなったとしても特に問題は無く、逆に2つに分かれて解りにくかった “メールサービス” が統合され解りやすくなるものと期待できます。