サービス開始当初はエリアも狭かった携帯電話ですが、現在では圏外になる場所を探す方が難しいのではないかと思うぐらいにエリアが充実してきました。しかし、意外と自宅や会社などの屋内では届かない場所があったりとするものです。そんな時には改善する方法があります。
『フェムトセル』とは?
個人宅に設置できる低出力でサービス提供(電波出力)範囲の狭い携帯電話用の超小型基地局です。このフェムトセルを自宅に設置することにより圏外だったところをサービスエリア内(圏内)にすることが可能です。
フェムトセルは、NTTドコモの『Xiフェムトセル』、KDDIの『auフェムトセル』、ソフトバンクモバイルの『ホームアンテナFT』として、国内のキャリア各社がそれぞれ提供をしています。
料金は、ドコモやau、ソフトバンクなど、各キャリアでフェムトセルのレンタルが無料で行われています。
仕組み
フェムトセルは自宅のインターネット回線を利用して導入されます。そのため、フェムトセルの設置場所にインターネットに接続できる環境が必要になります。
導入の手順
- 現在使用している携帯電話・スマートフォンのキャリアに相談をします。
- 設置基準に基づき利用可能かどうか判断する為に電波調査が行われます。
- 電波調査の結果、利用可能と判断されれば手続きを行います。
- 手続き後、キャリアからフェムトセルの機器が送られてきます。
- フェムトセルを設置します。
『フェムトセル』導入の流れは以上です。
兎にも角にも電波状況を改善したいのであれば、契約キャリアへ相談すればよいでしょう。
注意点
フェムトセルの機器を、紛失したり破損したり返却できない場合には、違約金が発生する場合があります(金額はキャリアによって異なる)。