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スマホに重要な『プラチナバンド』ってなに?

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日本国内でスマートフォンを使用するのであれば、日本国内で使用されているバンドに対応した機種を選ぶべきです。特に『プラチナバンド(プラスエリア)』が重要なので押さえておきましょう。

プラチナバンドとは?

スマートフォンなどで使用されている電波は、周波数ごとに細かく区切られて使用されています。これを「バンド」と呼びますが、中でも700MHz帯、800MHz帯、900MHz帯のようなスマートフォンの通信に適した周波数帯がプラチナバンドです。各キャリアが所有するプラチナバンドはドコモとauが800MHz、ソフトバンクが900MHzをメインに所有しています。また、各キャリアともに700MHz帯も所有しています。

3G以降では2GHz帯をメインに使うことが多いですが、電波の届きにくい場所ではプラチナバンドを用いてエリア展開されています。また、郊外や山間部に展開されているイメージが強いですが、都市部では地下やビルの隙間などをエリアとしてカバーしています。このため、行動範囲が都市部だからと言って非対応の機種を使用すると、使用可能なエリアが狭くなることがあります。ちなみに、auに関しては800MHzをメインに使用しているため、より重要なバンドとなっています。

NTTドコモではプラチナバンドを使用したエリアを「プラスエリア」と呼称しています。

レアな800MHz

NTTドコモやauのプラチナバンドに使用されている800MHz帯は世界的に見ても珍しいです。スマートフォンは本体によって受信できる電波帯に違いがあるので、800MHzに対応しているSIMフリースマートフォンは少ないのが現状です。

そのため、各キャリア(NTTドコモやau、ソフトバンクなど)以外が販売するSIMフリースマートフォンを使用する場合には、スマートフォン本体が「どのバンドに対応しているのか?」をチェックしたほうが良いでしょう。

参考 スマホが対応するバンドを確認する方法

また、SIMフリースマートフォンは販売地域(国)によって対応バンドが異なる場合があります。例えばXperia Z3 CompactのSIMフリーは D5803 と D5833 の2つの型番がありますが対応バンドは異なります。当然に日本版であるSO-02Gとも違います。

参考 Xperia Z3シリーズのSIMフリーなグローバルモデルは買いか否か

したがって、バンドを確認する際には名称ではなく型番も限定して確認するようにしたほうが良いでしょう。

まとめ

国内メーカーから販売される国内向けのスマートフォンの場合には、ほとんどの機種でプラチナバンドに対応しているため気にする必要はありませんが、海外で販売されているSIMフリースマートフォンでは対応していない機種が多いので、購入する際には注意が必要です。

ただし、昨今では海外向けに販売されるSIMフリースマートフォンでも国内需要を見越してか、対応している端末も増えてきました。