NTTドコモの2017夏モデルが “I” ではなく “J” であるわけは?

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Xperia XZs SO-03JやXperia XZ Premium SO-04Jと呼ばれるNTTドコモの2017夏モデルですが、Xperia X Performance SO-04Hであることから、本来であればSO-03IやSO-04Iとなるべきです。しかし、“I” では無く “J” となっているのには理由(わけ)があります。

アルファベットの意味は?

ドコモから発売される携帯電話・スマートフォンにはSO-01JやSO-04Hのように “型番” が名付けられています。この型番は “SO” がメーカーを表し “01” が連番を表しており、最後の “H” などのアルファベットがを表しています。

2016年の春夏モデルがSO-04Hと呼ばれ、2016-2017年冬春モデルがSO-01Jと呼ばれていることからわかるとおり、冬春モデルで1つ繰り上がることになっています。

“I” ではなく “J”

2016年の春夏モデルであるXperia X PerformanceがSO-04Hであるのに対して、2016-2017冬春モデルであるXperia XZやXperia X CompactがSO-01JSO-02J、2017年夏モデルであるXperia XZsやXperia XZ premiumがSO-03JSO-04Jと呼ばれています。

本来であれば、“H” の次のアルファベットは “I” なので、SO-01Iなどと名付けられるべきですが、SO-01IやSO-02Iと名乗れない理由があります。

以下は公式に発表されたものでは無いため、あくまでも一説と捉えてください。

既に使われていた “I”

スマートフォンがまだ発売される前のドコモでは “iモード” と呼ばれる機能を搭載した従来柄携帯電話(いわゆるガラケー)が主流でした。このiモード対応の携帯電話は型番がSO092iのように、末尾に “i” を付けた型番が使われていたので、それと区別する為に “I” を飛ばして “J” を使っていると言われています。また、「1と見間違える」と言う理由もあるようです。

iモードとは、携帯電話をインターネットに接続するためのサービスです。ドコモスマートフォンで使用されている “SPモード” と同じようなものです。

古くからドコモの携帯電話を使用していた世代であれば当然の事ですが、最近ドコモスマートフォンを使い始めた世代では意外と知らない事実かもしれません。

そもそも型番のフォーマットが異なるので “I” を飛ばす必要はないのではないか?とも思いますが、Windowsが “9” を飛ばして “10” となったように「末尾にi」と言うことが、どのような影響が出るかわからないという点からの配慮でしょう。

参考 Xperia Xシリーズ『Xperia XZs』の発売が発表された!
参考 Xperia Xシリーズ『Xperia XZ Premium』の発売が発表された!