ドコモSPモードのAPN『spmode.ne.jp』が海外で発売されているグローバルモデルやSIMフリースマートフォンからでも接続できるようになった模様です。
APN『spmode.ne.jp』とは?
ドコモでスマートフォンを購入すると、ほとんどの人がSPモードを契約します。この『SPモード』とは、スマートフォンをインターネットに接続するためのISP(インターネット・サービス・プロバイダ)であり、接続するためにはAPN『spmode.ne.jp』を使用します。
ドコモスマートフォンしか使えなかった
これまでAPN『spmode.ne.jp』に接続できるのは、ドコモから販売されているスマートフォンに限られていました。
例えば、Xperia Z3 Compactでもドコモから販売されている『SO-02G』はSPモードでの接続が可能ですが海外で販売されたSIMフリーグローバル版である『D5803』は接続不可です。
これは、SPモードが『端末識別番号(IMEI)』によって制限されているためです。
端末識別番号(IMEI)制限が緩和された?
先日より、SPモードのIMEI制限が緩和されたらしく、グローバル版のXperiaを始めとしたSIMフリースマートフォンでもSPモード(APN『spmode.ne.jp』)で接続できるようになりました。
これによって、ドコモから販売されたスマートフォンだけでなく『Nexusシリーズ』や『SIMフリーiPhone』、先日発表された『エヴァンゲリオンスマホ』などの国内SIMフリーモデルでもドコモ契約のSIM(ドコモUIMカードなど)で使用できるようになったということです。
SPモードに接続する注意点
今回のIMEI制限の緩和はドコモから公式に案内されたものではありません。これまでIMEI制限を行っていたことからもわかるとおり、ユーザーがSPモードで接続している端末が『ドコモから販売されたスマートフォン』なのか『それ以外のSIMフリースマートフォン』なのかはドコモ側で識別することが可能です。
そのため、料金が追加で課金されないとも言いきれず最悪の場合にはパケット代金が青天井(いわゆるパケ死)になることも考えられます。また、なぜIMEI制限が緩和されたのか理由がわからないため今後もずっと使えるかどうかはわかりません。
SIMフリースマートフォンなどからSPモードへの接続を考えている人は少し様子を見たほうが良いでしょう。
2015年10月22日追記:
ドコモとしては『利用することに問題はないが保証はしない』と言うスタンスのようです。要するに自己責任です。
これまで通りに使えるなら
もし仮に、ただ単に緩和しただけでありこれまで通りに使用できるのであれば前述したようにエヴァンゲリオンスマホなどのSIMフリースマートフォンをドコモの契約で使用することができるようになります。
また、BlackBerry Q10やBlackBerry Classicなど海外のみで販売されているSIMフリースマートフォンも使用できるようになりますのでかなり朗報と言えます。
SPモードメールよりもドコモメール
SIMフリースマートフォンなどからSPモードへの接続ができるのであればキャリアメールであるSPモードを使いたいところですが、spモードメールアプリは機種によっては使えないかもしれませんので、その場合にはドコモメールを使うと良いでしょう。
参考 spモードメール終了!これに替わる “ドコモメール” ってなに?
まとめ
BlackBerryシリーズでSPモードが使えるようになるのは非常にうれしいです。BlackBerryは通話端末としても使いやすいので、できれば音声通話でも使いたいと思っていましたので、このまま制限が緩和されてくれることを願います。