NTTドコモのdocomo with対応スマートフォン(格安スマホ)である “AQUOS sense SH-01K” を買ってみました。
概要
購入
Google Payなどを使うのにおサイフケータイに対応した格安スマホが欲しいと思い、AQUOS sense SH-01Kを買ってみました。今回はNTTドコモで機種変更したのではなく新品未使用品の白ロムを約20,000円で購入しました。

ちなみに、SIMフリー版もAQUOS sense lite SH-M05として販売されているので、格安SIM(MVNO)などで利用する場合には適しています。

基本スペック
お世辞にも良いとは言えないスペックなのでスマホのゲームアプリなどは厳しい面もありますが、ブラウザによるWeb閲覧(ブラウジング)やTwitterなどテキストベースのアプリには充分でしょう。価格とスペックのバランスが取れた機種です。
AQUOS sense (SH-01K) |
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SoC | Snapdragon 430 (MSM8937) |
OS | Android 7.1 (Android 8.0) (Android 9) |
液晶 | 5.0インチ |
解像度 | FHD (1080×1920) |
内部ストレージ | 32GB |
メモリ | 3GB |
背面カメラ | 1,310万画素 |
前面カメラ | 500万画素 |
バッテリー | 2700mAh (Quick Charge 3.0) |
非接触IC | NFC / FeliCa (背面) |
USB | USB Type-C |
生体認証 | 指紋センサー |
SIMサイズ | nanoSIM |
その他 | 防水・防塵 (IPX5/IPX8・IP6X) 簡易留守録(伝言メモ) ストラップホールなし |
Android 8.0対応
販売開始当初はAndroid 7.1 Nougatでしたが、2018年03月にAndroid 8.0 Oreoへアップグレードされました。格安スマホと言えども取り残されることなくアップデート対象となっています。また、7.1の時は設定項目が他機種と大きく異なるところが多かったですが、8.0では他機種と同様なところが多くなっているので、他機種から機種変更しても大きく戸惑うことは無いかもしれません。
おサイフケータイ
おサイフケータイとしてFeliCaが搭載されているのはもちろん、意外(?)にもNFCに対応しています。日本ではNFCによる決済は普及していませんが、何かと使えるので搭載されているは便利です。
指紋センサー
前面の下部に搭載されている指紋センサーは、スマートフォン本体を手に持った際に親指が当たる位置なので使いやすいです。反応も良くスリープ状態から指紋認証で「スリープ解除」「ロック解除」の両方ができるのが便利です。
パフォーマンス
Snapdragon 430なのでパフォーマンスを期待するのは間違いで、所々で引っかかる印象があります。ちなみに、Antutuベンチマーク(v7.0.8)でのスコアは54230となりました。
周辺機器
充電器
本体以外の同梱物はマニュアルぐらいしかないので、USB Type-C対応の充電器が無い場合には新たに購入する必要があります。また、急速充電としてQuick Charge 3.0に対応おり、充電時間は0%の状態で2時間から2時間半ぐらいで100%になりました。
ケース&カバー
格安スマホなのでケース&カバーを装着せずに使ってみようかとしましたが、ストラップホールが無いのが不便に感じたので「レイ・アウト AQUOS sense/sense lite ケース ハード マットコート/ブラック RT-AQSEC4/B」を購入しました。

このケースはマットコートされているので触り心地がサラサラしており、手に持った時に滑らないのにポケットやカバンに入れる際には引っかかりにくくオススメです。
液晶保護フィルム
液晶面はiPhoneなどと同様に上下左右の端が湾曲しており、製品によっては「端まで届かない」「一回り小さい」と言ったことがあります。そのため、液晶画面の全体を覆うためには “全面” や “フルカバー” または “3D” などと言ったキーワードが書かれた製品の購入がオススメです。

気になるポイント
すべて消去
マルチタスクボタン(画面下部に表示される3つのボタンの右)押下で表示されるアプリ履歴にて、履歴を一括で削除するすべて消去のボタンが履歴の数が多いと隠れてしまい上から下にスワイプしないと表示されませんでした。最初は無いものと思い1つ1つ手動で消去していたので、今後のアップデートで改善を期待したいです。
簡易留守録(伝言メモ)
日本の携帯電話・スマートフォンには搭載されていることが多い簡易留守録(伝言メモ)の機能が設定一覧には無く搭載されていないのかと思いましたが、電話アプリより三点リーダー(3つの点)をタップして表示されるメニューにある通話設定より設定できました。
アラーム
マナーモード中にアラームを鳴らそうとするとアラーム音量を上げるいても音が鳴りません。これは時計アプリに設定があり『通常マナー中の鳴動』をオンにする必要がありました。グローバル寄りのスマートフォンでは「マナーモード」と言う概念が薄いのでアラーム音に依存する機種も多く注意が必要です。
参考 Androidスマホで鳴らないアラームの原因と対策の方法
カメラアプリ
AQUOSシリーズはカメラアプリが優秀で、特にガイド線(グリッド線)は多くのカメラアプリで採用されている “縦横” はもちろん “黄金比” を取り入れたり “遠近感” を取り入れたりできます。
軽量化
デフォルトのままだと所々で操作に引っかかりを感じます。格安スマホと言えども様々な機能が搭載されているので、不要なアプリの削除・無効や機能の無効などを施すと良いでしょう。
アプリの削除・無効化
スマートフォンには数多くのアプリがプリインストール(プレインストール)されていますが、不要なアプリであれば思い切って削除(アンインストール)・無効化して軽量化を図りましょう。
アンインストール
- 安心スキャン
- データ保管BOX
- はなして翻訳
- フォトコレクション
- マネレコ
- モバイルセレクト
- 遠隔サポート
- 地図アプリダウンローダ
- dブックマイ本棚
- dポイントクラブ
- LAWSON
- Messenger
参考 スマホ本体でAndroidアプリをアンインストールする方法
無効化
- エモパー
- からだメイト
- しゃべってコンシェル
- スケジュール&メモ
- ドコモデータコピー
- ドコモ位置情報
- ドコモ位置情報SUB
- OfficeSuiteShortcutApp
参考 アンインストールできないアプリを “スマホ本体” で無効化する方法
機能のオフ
AQUOS便利機能として『指紋センサー』『スクロールオート』『Clip Now』『自動画面点灯』『スマホカバー設定』『ロボクル設定』など様々な機能が提供されていますが、センサー類を多用するものもあり不要であれば無効にした方が良いでしょう。
感想
ハイスペックのスマートフォンと比べてしまうと色々と不満を感じる部分は当然にありますが、それを理解した上で使う分には問題ないでしょう。特に「電話やメールができればよい」と考えている人にとって見れば価格面から考えてもコストパフォーマンスは良い製品です。また、この機種はdocomo with対象機種なっているので、NTTドコモでの購入をオススメします。