Windowsパソコンに保存されているデータをMacへ引き継ぎたい場合、「手動でコピーする」の他に「移行アシスタントを使う」と言う手段があります。

メリットとデメリット
手動でコピーするメリットは「手っ取り早く簡単である」と言う点であり、外部ストレージ(USBメモリなど)やクラウドを用いてコピーするだけで良くファイルの置き場も自由自在です。デメリットは「大量のデータには不向き」「メールやWi-Fiなどを再設定する必要がある」と言う点で、場合によっては手間がかかります。
移行アシスタントを使うメリットは「データに加え設定なども転送できる」と言う点で、メールやWi-Fiなどを再設定する必要がありません。デメリットは「同じネットワーク(Wi-Fiなど)に接続する必要がある」「操作が煩雑」「移行したデータの保存場所がわかりにくい」「セットアップ中に行わないとユーザーが重複する」と言う点で、どちらかと言えば玄人向けの気がします。
どちらも一長一短な印象を受けましたが「初めてMacを使う」「大切なデータがある」と言う場合には手動でコピーするほうが安心かもしれません。

移行アシスタントをインストールする手順
- Webブラウザより【公式サイト】にアクセスします。
- バージョンに対応する【Windows 移行アシスタント】をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを実行し画面の指示に従ってインストールします。
移行アシスタントをインストールするやり方は以上です。
移行アシスタントの使いかた
移行アシスタントを使う場合、前述したように「Macを初めて起動した際のセットアップ中に行う」のが推奨です。
セットアップが完了した後でも使えますが、新しいユーザーが作成されデータが移行されるため、移行されたデータを参照するには既存のユーザーから新しいユーザーへ切り替える必要があるので注意してください。
移行アシスタントの操作は[Windowsパソコン]→[Mac]→[Windowsパソコン]と言ったように交互に行います。
Windowsで起動する
Macで起動する
- 移行アシスタントより【続ける】を押下します。
- 移行アシスタントより[Windows PCから]を選択し【続ける】を押下します。
- このMacに情報を転送より[(対象のWindows PC)]を選択し【続ける】を押下します。
Windowsでパスコードを検証する
Macで転送する情報を選択する
- 転送する情報を選択より[(必要な項目)]をチェックし【続ける】を押下します。
【続ける】を押下すると転送が開始されます。データ量によっては時間がかかるので注意してください。
- 移行アシスタントより表示された内容に問題が無ければ【今すぐ再起動】を押下します。
移行アシスタントの使いかたは以上です。
移行元のWindowsパソコンは念のため一定期間は保存しておいた方が安心です。