子どもの頃から持っているお金はすぐに使ってしまう子でした。一人暮らしをするようなって家計簿をつけるようになってから節約を覚え、貯金ができるようになりました。三日坊主になりがちですが、習慣付ければ管理できるようになります。
三日坊主になる原因
家計簿は三日坊主の典型的な例です。なぜ三日坊主になるのかと言えば、単純に「面倒くさい」からでしょう。
面倒くさい原因は「1日に使った金額を全て書き出す」「数字が合わない」「現金・電子マネー・クレジットカード・銀行などのチェックが必要」と言ったようにやることが多いです。
最初からすべてを完璧にやろうとすると挫折するだけなので、単純化し簡単なところから始めて習慣化することを目標にすると良いでしょう。習慣化すれば今度は「家計簿をつけないと気が済まない」と言ったようになります。
家計簿までの道のり
給与などが支払われたら財布の中に「1ヵ月で使用するお金」を入れておき、次の給与日まで「お金を足さない」ほうがわかりやすいです。どうしても足りない場合は財布に入れた金額を忘れないようにしましょう。
また、家計簿アプリや表計算ソフト(Excelなど)は使わずに、紙やノートに書く方が良いです。アプリやソフトは1円単位で自動的に計算されてしまい、融通が利かないことが多いので、導入する時点で面倒くさくなります。
ただ、導入したほうが入力が楽になるのは確かなので、家計簿が習慣化して入力を簡略化したくなったら導入すれば良いでしょう。
1日の最終残高を記録する
1日の終わりに「財布の中に入っているお金」を書き出し、前日差から「1日で使った金額」を割り出します。
平日は忙しくて難しいと言うことであれば「休日のみ記録する」としても良いでしょう。先週差から1週間分を割り出し7日で割れば “1日あたり” がわかります。
1日あたりがわかると、思い当たる理由も無く特に多く使った日などが出てきて「何に使ったのか?」が気になってくるはずです。
日付 | 摘要 | 支払い | 受取り | 残高 | 前日差 |
---|---|---|---|---|---|
4月16日 | ¥34,567 | ||||
4月17日 | ¥33,333 | ¥1,234 | |||
4月18日 | ¥26,544 | ¥6,789 |
1日の明細を書き出す
普段と違い使ったお金が多い日など「何に使ったのか?」が気になれば、その日に使ったお金を書き出してみます。
この時、思いつく項目だけを書き出し、わからない項目は “不明” とでも分類しておきます。最終的には不明な金額が “0” になるようにレシートやメモなどを残しておくようにすると良いでしょう。
最終的には全日で明細がかけるようになると良いです。
日付 | 摘要 | 支払い | 受取り | 残高 | 前日差 |
---|---|---|---|---|---|
4月17日 | ¥33,333 | ¥1,234 | |||
4月18日 | ¥26,544 | ¥6,789 | |||
ランチ | ¥1,000 | ||||
飲み会 | ¥5,000 | ||||
不明 | ¥789 |
支払い方法ごとに記録する
昨今では “現金” の他に “電子マネー” や “クレジットカード” などの支払い方法があります。
これら全てを記録しようとすると煩雑になるので、最初は “現金” などメインで使用する方法だけに焦点を当てます。慣れてきたら他の方法も記録しておくと良いでしょう。ただし、後払いの “クレジットカード” は記録が面倒なのでチャージ式(交通系ICカードなど)の “電子マネー” から始めた方が良いです。
現金以外の方法は、明細がインターネットから取得できることが多いので、明細を転記する方が間違いが少ないでしょう。
日付 | 摘要 | 支払い | 受取り | 残高 | 前日差 |
---|---|---|---|---|---|
4月16日 | チャージ | ¥2,000 | ¥2,000 | ||
4月17日 | ¥1,728 | ¥272 | |||
電車 | ¥136 | ||||
電車 | ¥136 |
用途別に口座を用意する
「給与振り込み用」「貯蓄用」と言ったように、銀行などの口座を用途別に分けるのが基本です。ただし、「クレジットカードの引き落とし」や「水道・光熱費の引き落とし」と言ったものは「給与振り込み用」と同じにしておく方が支払い忘れが無く安全です。
家計簿が軌道にのれば「来月に〇〇円引き落とされる」と言うのがわかるので、そうなったら「引き落とし用」の口座を別に用意し給与が振り込まれた時点で入金しておくようにしてくと良いでしょう。
1ヵ月ごと(給与が振り込まれる前日など)に最終残高を記録しておくと、総資産の推移を把握することができるので、減っているようであれば家計を見直した方が良いでしょう。
家計簿アプリで記録する
全ての支払い方法を記録して全資産を管理しようとすると手動では限界があるので、慣れてきたら最終的に家計簿アプリ(家計簿ソフト)を使うと良いでしょう。