iPhoneのテザリングは “インターネット共有” と言う名前になっています。Wi-Fiを使った “Wi-Fiテザリング” が一般的ですが、Bluetoothで接続する “Bluetoothテザリング” やUSBケーブル(Lightningケーブルなど)を使った “USBテザリング” もあります。
NTTドコモを始めauやソフトバンクから販売されているキャリア版iPhoneシリーズは、格安SIM(MVNO)のSIMカードを挿入するとテザリングが使えなくなると言われていましたが、iOS8あたりから使えるようになりました。
同じApple IDが設定されiCloudにサインインしているiOSデバイス(iPadOSデバイス)であれば、インスタントホットスポット機能を使ったほうが簡単に接続できます。
インターネット共有する手順
- 設定より『インターネット共有』をタップします。
『インターネット共有』が表示されていない場合、手動でAPNの設定が必要な場合があります。
- インターネット共有より『ほかの人の接続を許可』のオン/オフを切り替えます。
Wi-Fiテザリング時に必要なパスワードは “Wi-Fiのパスワード” に記載されていますが、すべて表示されていない場合はタップすることで確認できます。また、任意の文字に変更することも可能です。SSID(アクセスポイント名)はiPhoneの名前を変更することで変えることができます。
インターネット共有を有効にするやり方は以上です。
文言が “ほかの人” となっていますが、パスワードを知らない第三者が接続できるわけではありません。
ネットワーク機器を接続する手順
Wi-Fiテザリングが馴染みがあり簡単ですが、バッテリーの消費が激しいという欠点があります。Bluetoothテザリングは接続に手間がかかる欠点があるものの、バッテリーの消費はWi-Fiに比較して少ないです。USBテザリングはケーブルを用いる欠点があるものの、パソコンなどから電源供給が行える(充電できる)のでバッテリーの消費は気にならないでしょう。
Wi-Fi
パソコンなどのWi-Fi機器から、SSID(iPhoneの名前) を選択しインターネット共有を有効にする際に表示されていた “Wi-Fiのパスワード” を使って接続します。
Bluetooth
接続する機器同士でBluetoothペアリングを行い接続します。
USB(Lightning)
Lightningケーブルを使ってiPhoneとパソコンなどのUSB機器を接続します。

テザリング中の表示
テザリング中のiPhoneには画面の上部に接続台数が表示されるので、第三者が勝手に接続していないか確認することが出来ます。
Wi-Fiテザリングは子機から見ると “Wi-Fi” に接続しているとみなされ、アップデートなどの大容量データ通信が発生することがあるので注意してください。