iPhoneにはiOS7より搭載された “視差効果” と呼ばれる機能によって奥行きが表現されるようになっていますが、これまでにない見え方であるが故に「気分が悪くなる」と言う場合にはオフにすることができます。
視差効果とは?
iPhoneなど手に持って操作を行うデバイスでは、必ずしもディスプレイの正面を見ているわけでは無いため、斜めに見ても見えやすいよう画面内に奥行きを表現するのが視差効果です。
この視差効果はiPhone本体の向きに応じて画面がユラユラと揺れるため、慣れない人が見ると「気分が悪くなる」と言う場合もあります。また、センサーを常に稼働している影響でバッテリーの消費が多くなってしまうのもデメリットとして上げられることが多いでしょう。
このため、iPhoneでは “視差効果を減らす” 設定をすることができるようになっていますが、これをオンにすると様々なエフェクトが同時にオフになってしまい「iPhoneらしさ」が失われてしまうデメリットもあります。
そこで、目につきやすい “ロック画面” や “ホーム画面” のみ「視差効果をオフにする」と言う設定をしてみると良いかもしれません。
視差効果をオフにするには?
視差効果を減らす手順
- 設定より『アクセシビリティ』をタップします。
- アクセシビリティより『動作』をタップします。
- 動作より『視差効果を減らす』のオン/オフを切り替えます。
違和感があるかもしれませんが「減らす」に対するスイッチなので “オン” が適切です。
視差効果を減らすやり方は以上です。
一度オンにしてみるとわかりやすいですが、視差効果を減らすと「画面の切り替え」などのエフェクトも変わってしまいます。特に気にならないのであれば、そのままでも良いですが「オフの方が良かった」と言う場合には “ロック画面” や “ホーム画面” のみ視差効果をオフにすると良いかもしれません。
壁紙の視差効果をオフにする手順
- 設定より『壁紙』をタップします。
- 壁紙より『ロック画面の壁紙』または『ホーム画面の壁紙』をタップします。
- 壁紙のプレビューより『(中央のアイコン)』を切り替えます。
斜線の入ったアイコンが視差効果なしの静止画です。また、前述した “視差効果を減らす” がオンになっていると表示されません。不具合と思われますが “ロック画面の壁紙” で『静止画』を選択しないと “ホーム画面の壁紙” が静止画になりませんでした(2018年10月現在)。
壁紙の視差効果をオフにするやり方は以上です。
バッテリーへの影響を考えるのであれば “視差効果を減らす” の方が良いでしょうが、一部エフェクトがオフになってしまうのがデメリットでしょう。どうにも痒い所に手が届かない機能で残念です。