iPhoneにペアレントコントロールを設定する方法

iPhone iPhone

iPhoneでは[スクリーンタイム]の[コンテンツとプライバシーの制限]を使って「特定のAppや機能を使えないようにする」「使用制限を設ける」と言った【ペアレントコントロール】をすることができます。

ペアレントコントロールとは?

主に[子ども]が使用するパソコンやスマートフォンを[親]が監視・制限する機能をペアレントコントロールと呼びます。

iPhoneではiOS12から使えるスクリーンタイムの機能を使って行うことができます。スクリーンタイムは各アプリをどれぐらい利用しているのかを確認するための機能ですが、加えて[休止時間][App使用時間の制限][通信/通話の制限][常に許可(使用するApp)][コンテンツとプライバシーの制限]を行うことができます。

また、勝手に設定を変更できないようパスコード(パスワード)を設定することができるので、ある程度のスキルを持った人物が対象でも問題は無いでしょう。

初期設定をする手順

初回のみチュートリアルが表示されます。2回目以降は表示されませんが、スクリーンタイムをオフにすると再表示されます。
  1. 設定より【スクリーンタイム】をタップします。

    iPhone→iOS15→設定

  2. スクリーンタイムより【スクリーンタイムをオンにする】をタップします。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム

  3. スクリーンタイムより表示内容を確認し問題が無ければ【続ける】をタップします。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  4. [このiPhoneはご自分用ですか、それともお子様用ですか?]より【これは自分用のiPhoneです】【これは子供用のiPhoneです】を選択します。
    今回は例として【これは子供用のiPhoneです】を選択しました。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  5. 休止時間より[開始][終了]の時刻を選択し【休止時間を設定】をタップします。
    後で変更することができます。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  6. App使用時間の制限を設定します。
    後で変更することができます。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  7. コンテンツとプライバシーより表示内容に問題が無ければ【続ける】をタップします。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  8. スクリーンタイム・パスコードを設定します。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  9. スクリーンタイム・パスコードの復旧より[(使用するApple ID)]を入力し【OK】をタップします。
    パスコードをリセットしたりする際に使用するため、管理する人(親など)のApple IDを設定するのが良いでしょう。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  10. 初期設定は終了です。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

スクリーンタイムを変更する手順

休止時間

[開始]と[終了]の時刻(23時から07時までなど)を指定して、その間は「許可したApp」と「通話」のみが使用可能となります。

iPhoneでアプリなどの使用時間を制限する方法
「スマホ依存」と言う言葉が生まれるほどに、現代人はスマートフォンを長時間利用する人が多いようです。無意識に見てしまい勉強や仕事はもちろん生活にまで何らかの影響が出るようであれば、スクリーンタイムの機能を使って使用時間を制限すると良いかもしれ...

App使用時間の制限

アプリが使用できる時間(1時間など)を指定することができます。

iPhoneでアプリなどの使用時間を制限する方法
「スマホ依存」と言う言葉が生まれるほどに、現代人はスマートフォンを長時間利用する人が多いようです。無意識に見てしまい勉強や仕事はもちろん生活にまで何らかの影響が出るようであれば、スクリーンタイムの機能を使って使用時間を制限すると良いかもしれ...

通信/通話の制限

「電話を発信する人」「電話を着信する人」を制限することができます。

iPhoneで電話の発着信を制限する方法
「子どもが電話する相手を制限したい」「連絡先に登録されていない人からの着信を拒否したい」と言う場合、iPhoneでは[スクリーンタイム]の【通信/通話の制限】を設定することで、電話やメッセージなどの発信・着信を制限することができます。

常に許可

休止時間であっても使えるAppを指定することができます。

iPhoneでアプリなどの使用時間を制限する方法
「スマホ依存」と言う言葉が生まれるほどに、現代人はスマートフォンを長時間利用する人が多いようです。無意識に見てしまい勉強や仕事はもちろん生活にまで何らかの影響が出るようであれば、スクリーンタイムの機能を使って使用時間を制限すると良いかもしれ...

コンテンツとプライバシーの制限

課金を始めAppのダウンロードやAppのアンインストールなどを制限したり、映画やブック(電子書籍)などデジタルコンテンツのレーティング(年齢区分)を設定することができます。

iPhoneでアプリ内課金を制限する方法
iPhoneのゲームアプリなどではアプリ内課金によってゲーム内アイテムなどを購入することができますが、子どもや第三者によって勝手に課金されないようパスワードでロックすることができます。
iPhoneでアプリのダウンロードを制限する方法
iPhoneなどのスマートフォンは “アプリ” をダウンロード&インストールすることで機能を追加することができますが、新たにアプリをインストールされては困る状況などには、これをパスワードでロックすることができます。
iPhoneでアプリを削除できなくする方法
iPhoneは使わないアプリをアンインストール(削除)することができますが、誤ってアンインストールしないようパスワードでロックすることもできます。

スクリーンタイム・パスコードを使用・変更

スクリーンタイム・パスコードを設定していない場合は【スクリーンタイム・パスコードを使用】、すでに設定している場合は【スクリーンタイム・パスコードを変更】をすることができます。

iPhoneでスクリーンタイムにパスコードを設定する方法
アプリやWebサイトなどカテゴリーごとの使用状況を表示できる “スクリーンタイム” は、使用時間など一定の制限もできるので設定内容を第三者に操作されないようパスコード(パスワード)を設定することができます。

スクリーンタイムをオフにする手順

  1. スクリーンタイムより【スクリーンタイムをオフにする】をタップします。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム→初期設定

  2. スクリーンタイムがオフになります。

    iPhone→iOS15→設定→スクリーンタイム

スクリーンタイムをオフにするやり方は以上です。

自分自身の自制のために使うのも良いかもしれません。