iPadでプログラミング言語の学習をするには、iOSアプリ(iPadOSアプリ)などに使われている[Swift(スウィフト)]が適しています。Appleでは公式に【Swift Playgrounds】と呼ばれるアプリを提供しており、学習はもちろんのこと最終的にはアプリの公開まで可能です。
Swift Playgroundsとは?
Swift(スウィフト)は冒頭に記したとおりiOSアプリ(iPadOSアプリ)などに使われているプログラミング言語で、Playgrounds(プレイグラウンド)は日本語で「遊び場」と訳せるので、直訳すれば「Swiftの遊び場」となります。
遊び場とは言えアプリの開発から公開まで可能なアプリであるのに加えて学習の機能も持っているので、macOSの統合開発環境であるXcodeでは敷居が高いと感じる初心者向きの開発環境です。
使用するにあたりiPadだけでも問題はありませんが、キーボード(Smart Keyboardなど)を別途に用意したほうが使い勝手が良いかもしれません。

2021 Apple 10.2インチiPad

iPad用Smart Keyboard - 日本語
Swift Playgroundsの使いかた
アプリはApp Storeからダウンロード&インストールできます。

Swift Playgrounds
Swift Playgroundsは、楽しくインタラクティブな方法でSwiftのコードの書き方を学べるiPadとMac用のアプリ。デベロッパがアプリを開発するために使っているコードを学習してみませんか。
学習する
- アプリの[その他のプレイグラウンド]より【(対象のプレイグラウンド)】をタップします。
【コーディングを始めよう】などから始めると良いでしょう。
- マイプレイグラウンドより【(対象のプレイグラウンド)】をタップします。
- 対象のプレイグラウンドが開始されるので、【(1)】および【(2)】をタップして進めます。
【(1)】を操作して進め[次へ]が表示されたら【(2)】を操作します。
プログラミングする
- アプリの[その他のプレイグラウンド]より【プレイグラウンド】をタップします。
- マイプレイグラウンドより【マイプレイグラウンド】をタップします。
- My Playgroundsより[コード]を入力します。
以下はサンプルです。
// Hello World!を表示する print("Hello World!")
// 1から10を足す var num = 1 var result = 0 while(num < 11) { result = result + num num += 1 } print(result)
- 【コードを実行】をタップします。
右下の【□に三】のアイコンをタップすると実行結果が表示されます。
アプリを作る
- アプリの[その他のプレイグラウンド]より【App】をタップします。
- マイプレイグラウンドより【マイApp】をタップします。
- マイAppより[コード]を入力します。
[Appプレビュー]が表示されていない場合は右上の【□の上に2本線】のアイコンをタップします。
Swift Playgroundsの使いかたは以上です。
本格的にアプリを作りたくなったらMacのXcodeを使うと良いでしょう。

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