2018年09月17日(日本時間18日)に配信が開始られた “iOS12” を手元のiPhone 8にアップデートしてみました。iOS12は新機能の他にも様々な機能改善がなされています。特にパフォーマンスの改善は比較的に新しい機種でも効果があるようです。
iOS12とは?
2018年09月17日(日本時間18日)にiPhone/iPadシリーズへ配信が開始されました。64bitで動作するデバイスが対象で、具体的にはiPhone 5s以降となっています。iPhone 5sは2013年09月に発売された機種なので、実に5年もの間でアップデートが行われていることになります。
今回のアップデートではパフォーマンスの改善が施されており、iPhone 5sなどでも一定の効果があるようでTwitterを始めとしたSNSでもポジティブな意見を見聞きすることが多いでしょう。このパフォーマンスの改善は比較的に古い機種で効果が表れやすいかと思いましtが、iPHone 8やiPhone Xなどの一世代前の機種でも充分に効果が表れています。
新機能は “スクリーンタイム” や “計測アプリ” などが登場しており話題ですが、個人的にはiOS11から登場した “写真の検索” など既存機能への機能改善にも注目したいところです。
アップデート内容
アップデート内容はiPhone 8を基準としており、それよりも前に発売されたデバイスでは使えないことがあるので注意してください。
写真の検索
新たに “For You” が追加され「おすすめの写真」などが表示されるようになりました。また、検索機能が強化され複数のキーワード検索に対応し、より簡単に写真の検索が可能になりました。
計測アプリ
拡張現実を使ったカメラアプリで、カメラに収めた対象物に線を引いて “長さ” を計測することができます。また、長方形など対象物によっては自動で計測することも可能です。ただし、この機能はiPhone 6s以降で利用でき、それより前のiPhone 5sなどでは利用できません。
スクリーンタイム
アプリやWebサイトなどカテゴリーごとの使用状況を表示できるようになりました。また、使用時間の制限もできるので「使いすぎを防止する」と言ったことが可能です。
参考 iPhoneの使用時間を制限する方法
参考 iPhoneでアプリのダウンロードや課金を制限する方法
バッテリーの状態
iOS11よりベータ版として搭載されていたバッテリーの劣化状態を確認する機能が、iOS12でベータ版では無くなり詳細な情報を確認することができるようになりました。
自動アップデート
これまではiPhone/iPadのアップデートを行うのに手動による操作が必要でしたが、iOS12では自動アップデート機能が搭載されたので、アップデートが配信された場合に自動的にアップデートが行われるようになります。
カーソル移動
これまではiPhone 6s以降の3D Touchを搭載した機種のみで可能だったIME上でのカーソル移動ですが、これがiPhone 5sなど3D Touch非対応の機種でもロングタップ(長押し)することで可能になりました。
その他
既存アプリに対して様々な機能改善が行われています。UIやデザインの変更によって使いにくく感じる場合もあるかもしれませんが、使いやすさは慣れの部分もあるので使い続けていれば慣れて使いやすくなっていくでしょう。
感想
新機能や機能改善は当然に嬉しいところですが、何よりもパフォーマンスの改善が一番のポイントでしょう。もともとiPhoneシリーズは「ヌルサク」と表現されるほど操作性の良いデバイスですが、比較的に新しいiPhoneシリーズでもパフォーマンスの改善が実感できています。また、iPhone 5sなどの古い機種でも「無理やりアップデートした」感じはなく「最適化された」感じを受けました。
2018年に発表されたiPhoneXsなどを見てもわかるとおり、iPhoneシリーズは他のスマートフォンと比べても価格が高価になりがちですが、長期にわたって使えることを考えると相応と言えるのかもしれません。