iPhoneにプリインストール(プレインストール)されている計算機アプリ(電卓アプリ)はデフォルトで “9桁” の入力をすることができますが、これを “16桁” まで増やすことができます。
数値の表示形式
iPhoneの計算機アプリで表示できる数値はスペースの関係で “6桁” までのように見えますが、7桁以上を入力すると表示されている数字が小さくなり、最大で “9桁” までの入力が可能になっています。しかし、入力は “9桁” でも計算は “9桁” を超えて行うことができ “123,456,789” に “987,654,321” を加算すると計算結果は “1.111111e9” と表示されます。
計算結果に謎の “e” が付く表記は浮動小数点表記法(科学的表記法)と呼ばれ、大きな数値を示すために用いられることがあります。表示されている “e” と後ろの数値 “9” は乗数を表し “1.111111 x 10の9乗” となるため、計算結果は “1,111,111,110” となります。
しかし、一般的には見慣れない表記法であるため「答えが分からない?」と言う場合には、桁数を増やして計算や表示をしてみると良いでしょう。
計算の桁数を増やす手順
iPhoneは一般的に “縦” で使うことが多いですが、計算機アプリは “縦” でも “横” でも使うことが可能です。このため、本体を “横” にするだけで、計算機アプリの数値欄(入力・計算結果)は横に広がり、最大で “16桁” の表示が可能となります。
参考 iPhoneの向きに応じて画面を回転させるか設定する方法
この桁数の増加は、既に表示されている数値にも適用され、先の “1.111111e9” は、iPhoneを横にするだけで “1,111,111,110” と表示されるようになります。したがって、計算結果が大きくなりすぎて浮動小数点表記法(科学的表記法)で表示されてしまったら、iPhoneを横にして計算結果を確認すると良いでしょう。
ちなみに、iPhoneが “縦” の場合は一般的な計算機(電卓)ですが、iPhoneを “横” にすると関数電卓となるため、必要に応じて使い分けることができます。