年々、バッテリーの容量が増えているスマートフォンの充電に対して「充電が遅い」「充電時間が長い」と嘆く人も少なくないかもしれません。昨今のスマートフォンは【急速充電(高速充電)】が採用されていることが多いので、対応する充電器(ACアダプター)を使えば「充電を早く」「充電時間を短く」することができます。
急速充電とは?
スマートフォンの充電は主に「低速充電」「通常充電」「急速充電(高速充電)」の3つにわけることができます。
低速充電はパソコンなどに搭載されているUSBポート(周辺機器などに使う)に接続したときで4.5W(5V-0.9A)以下で充電されます。通常充電は急速充電に非対応の充電器に接続したときで5W(5V-1.0A)程度で充電されます。急速充電は対応する充電器に接続したときで規格によって9W~24W(5V-1.8A、3.6V-3.0Aなど)程度で充電されます。
急速充電の規格は複数あり、代表的なものに[Quick Charge]や[USB PD(USB PowerDelivery)]があります。比較的に新しい機種ではUSB PDが採用されていること多いので、USB PD対応の充電器を1つ持っておけば新しい機種へ機種変更した際でも使いまわしできるでしょう。
USB PD対応の充電器
USB PD対応の充電器(ACアダプター)の中でも「より高速」「より効率的」に充電ができるPPS(Programmable Power Supply)に対応していると、今後も長く使える可能性があります。
ただ、急速充電(高速充電)は[スマートフォン本体]と[充電器]の双方が同じ規格に対応している必要があるので、場合によっては性能を生かせない場合もあり注意が必要です。
ちなみに「メーカー品」「純正品」などを購入したくなりますが、同じ規格であれば「サードパーティー製」であっても、充電速度に大きな違いはありません。
サードパーティー製
充電器(ACアダプター)のカテゴリーにおいてはAnkerと言うメーカーが強い人気を持っています。
ケーブルは同梱されていないことが多いので別途に購入する必要がありますが、逆に言えばケーブルを変えることでLightning(iPhone/iPadなど)でもUSB-C(Androidスマートフォンなど)でも使うことができます。
ただし、ケーブルは充電器の出力に対応している必要があるので注意してください。



メーカー純正品
「やっぱりメーカー純正品が良い」と言うことであれば、Androidスマートフォンの場合はキャリア(NTTドコモなど)が販売している充電器(ACアダプター)を購入するのがオススメです(iPhone/iPadなどはAppleが販売しています)。
