HHKB Professional HYBRID Type-Sを購入

スマートフォン 周辺機器

長いこと「買おうかどうしよう」と悩んでいた高級キーボード【HHKB Professional HYBRID Type-S】を購入したので紹介します。主にWindowsでの使用ですがAndroid OS・macOS・iOS(iPadOS)でも可能です(最大4台まで登録可能)。

HYBRID Type-Sとは?

HYBRIDとは【Bluetooth接続】と【USB接続(Type-C)】の両方が使えると言う意味で、Type-Sとは【静粛性(Silent)】を意味しています。

キースイッチには静電容量無接点方式が採用されており「長時間の使用でも疲れない」と謡われています。キーマップは独特ですが、本体に搭載された物理スイッチ(DIPスイッチ)と、専用ソフトウェアによって変更が可能です。

価格は3万円台と高価であるため、なかなか手が出しにくいかもしれませんが、「一度使ったら戻れない」と言ったようファンの多いキーボードです。製品はレイアウトが【日本語配列】【英語配列】、カラーが【墨】【白】【雪】とあるほか、【刻印あり】【無刻印(キーキャップに何も書いていない)】とあるので注意してください。

PFU キーボード HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白
PFU HHKB Professional HYBRID Type-S
 

スペック

内容 備考
キー配列 69キー / 日本語配列 / 英語配列
カラー 墨 / 白 / 雪
インタフェース USB Type-C / Bluetooth Ver4.2LE Class2
電源 単3形乾電池×2本 / USB給電
キースイッチ 静電容量無接点方式
サイズ(W × D × H) 294 × 120 × 40 mm キートップ上面まで
重さ 540 g 電池含まず
動作時間 約3カ月 アルカリ乾電池使用時
その他 DIPスイッチ / キーマップ変更機能

特徴

キー配列

独特なキー配列をしており、特に長らく一般的なWindowsパソコンを使っている人はCtrlキーの位置(一般的なキーボードで言うCaps Lockの位置)に戸惑うかもしれません。

ただ、「プログラマーが理想とするキー配列」と言われているとおり、慣れるとCtrlキーと組み合わせて使うショートカットキーが使いやすく入力がスピーディーになります。

もちろん、キー配列の変更も可能なので、「ノートパソコンのキーボードと合わせたい」と言った場合などには変更すると良いでしょう。ちなみに、変更したキーは本体に保存されるので、パソコンを変更しても保持されます。

Windows 10→Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール

打鍵感

いわゆる「スコスコ」とした打鍵感ですが、使ったことが無いと「スコスコ」がイメージしにくいかもしれません。独特な打鍵感で他にないため「スコスコ」と言う表現をすることが多いです。

キーストロークは深めなので特にノートパソコンをメインで使っているような人は慣れるまで時間がかかるかもしれません。

重さ

サイズは「持ち運べるコンパクトサイズ」と言われていますが、そのサイズの割には重さが際立ちます。

電池なしで約540gなので電池ありだと約600g近くになるので、一般的なタブレットよりも「重い」と言うことになるので、気軽に持ち運べるものではないかもしれません。

また、持ち運ぶ場合には専用のケースを用いたほうが安心です。

Covers パソコン用キーボード持ち運び用ケース Happy Hacking Keyboardシリーズ 専用 キーボードブリッジ、キーボードルーフまとめて収納 トランスポーター (グレイッシュオリーブ)
パソコン用キーボード持ち運び用ケース Happy Hacking Keyboardシリーズ専用
 

静粛性

Type-Sは静粛性を持つ製品ではありますが、あくまでも他の製品(非Type-S)と比較してなので「意外とうるさい」と感じるかもしれません。

机との相性もあるようなので、専用の吸振マットを貼り付けると改善するかもしれません。

Covers Happy Hacking Keyboard 専用 吸振マット HHKB Professional HYBRID シリーズ専用 Type-S、Classic含む (ブラック)
吸振マット HHKB Professional HYBRID シリーズ専用
 

ペアリングする手順

ペアリングモードにする

  1. キーボードよりFnQキーを押下します。
    Windows 10→Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール

  2. LEDが青色に点滅します。
    Windows 10→Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール
  3. キーボードよりFnControl(数字)キーを押下します。
    数字は[1]~[4]などで、デバイスごとに変えます([1]はWindows、[2]はiPadなど)

    Windows 10→Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール

デバイスから接続する

  1. [Android][iPhone/iPad][Windows][Mac]などから操作します。
    AndroidでBluetoothペアリングする方法
    Androidスマートフォン/タブレットで周辺機器(イヤホン/マウスなど)を使う場合、ワイヤレスに接続できる【Bluetooth】が便利です。Bluetoothで接続するには初期設定として【ペアリング】と呼ばれる操作が必要です。
    iPhone/iPadでBluetoothペアリングする方法
    iPhone/iPadで周辺機器(イヤホン/マウスなど)を使う場合、ワイヤレスに接続できる【Bluetooth】が便利です。Bluetoothで接続するには初期設定として【ペアリング】と呼ばれる操作が必要です。
    Windows 10でBluetoothペアリングする方法
    Windowsで周辺機器(イヤホン/マウスなど)を使う場合、ワイヤレスに接続できる【Bluetooth】が便利です。Bluetoothで接続するには初期設定として【ペアリング】と呼ばれる操作が必要です。
    MacでBluetoothペアリングする方法
    Macで周辺機器(イヤホン/マウスなど)を使う場合、ワイヤレスに接続できる【Bluetooth】が便利です。Bluetoothで接続するには初期設定として【ペアリング】と呼ばれる操作が必要です。
  2. デバイス側に[PIN]が表示される場合、キーボードで入力しEnterキーを押下します。

    Windows 10→設定→Bluetoothとその他のデバイス→デバイスを追加する

チャタリングが難点

キーボードにおけるチャタリングとは、「文字が連続で入力されてしまう現象」のことを指します。

はっきりとした原因は不明ですが、個人的な環境では「乾電池の減少時」や「充電池の使用時」に発生することが多い印象です。乾電池の減少時に発生するのは仕方がないことかもしれませんが、充電池が使えないのは少々の難があります。

ただ、問題なく使えている人も居るようなので、所有している充電池に問題があるのかもしれません。

所感

静電容量無接点方式は高い耐久性があり一度購入してしまえば長く使えるためコストパフォーマンスは高いかもしれませんが、やはり3万円を超える価格はネックになるでしょう。

当初はタブレットPCと言う組み合わせで持ち運びも考えていましたが、その重さから積極的に持ち運びたいとは思わなくなりました。ただ、そうなるとノートパソコンのキーボードと配列が異なるのが悩みどころであり、結局はキー配列をノートパソコンに寄せるようにしました。

Windows 10→Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール

ただ、こうなってくると「HHKBじゃなくても良いんじゃないか?」とも思ってきましたが、サイズ打鍵感は唯一無二なので、しばらくは使い続けてみようかと思います。

Microsoft IMEのオン/オフ切り替えをCtrl+Spaceキーで行う方法
Windowsにプリインストール(プレインストール)されている[Microsoft IME(日本語入力ソフト)]は[全角/半角]キーを押下することでオン/オフ切り替えを行いますが、これを[CTRL+SPACE]キーへ変更することができます。