リチウムイオン電池を始めとしたバッテリーを搭載した電子機器が増えていますが、バッテリーが完全に “0” となった場合などに「充電ができない」と言ったトラブルに見舞われることがあります。
残量が完全に “0” になると?
一昔前のバッテリーでは「バッテリーが完全に無くなってから充電する」と言われていましたが、リチウムイオン電池では「15%から80%ぐらいを維持する」と言われるように、完全になくなる前に充電するのが一般的です。
ただ、リチウムイオン電池を搭載した機種は、バッテリーを使い切って「電源が入らない」状態であっても少量を残している機器が多いので「絶対に “0” にしてはいけない」と言うわけではありません。とは言え、バッテリーは電源をオフにしていても少しづつ容量が減少していくため、バッテリーを使い切った状態で長期に渡って放置すると「完全にバッテリーを消費した」状態になってしまう事があります。
バッテリーが完全に “0” となると、まれに「充電ができない」と言ったことになる場合があるので注意が必要です。
完全に “0” のバッテリーを充電するには?
電子機器に搭載されたバッテリーを充電する手段は様々に用意されています。特に昨今ではスマートフォンに代表されるような “USB” を使った充電が用いられることが多く、この場合にはパソコンなどの “USB” や “モバイルバッテリー” に接続して充電することも多いでしょう。
しかし、バッテリーが完全に “0” となった場合では、パソコンの “USB” や “モバイルバッテリー” に接続しても電圧や電流などが不足して「充電できない」と言ったことがあります。このため、コンセントに差し込む充電器を使って充電するのが適切です。この時、機器に同梱された付属の充電器があれば、それを使って充電するのが望ましいですが、無い場合には規格(USB PDなど)の合った充電器を使うのが良いでしょう。
充電器をコンセントに差し込んで充電しても、すぐには充電が開始されないことがありますが、しばらくすれば充電が開始されることが多いです。ただ、極端に発熱するなどの異常があれば、使用を中止して修理などを依頼したほうが良いかもしれません。


