その昔、Xperiaシリーズには「スモールアプリ」と呼ばれる便利なアプリがありましたが、ある時を境に廃止されてしまいました。しかし、Xperia以外も含めて同様の機能を実現する代替アプリがGoogle Playに公開されています。
スモールアプリとは？
Xperia Z5シリーズまでに搭載されていたXperiaオリジナルの機能で、他のアプリを起動していても重ねて起動できるアプリをスモールアプリと呼びます。
通常のAndroidアプリは、1つのアプリを起動していると他のアプリを起動することはできず、アプリを切り替えて使うのが一般的です。しかし、スモールアプリでは、他のアプリが起動した状態でも小さなウィンドウで表示され、重ねてアプリを起動することができます。ただし、このスモールアプリは何でもかんでも同時に起動できるわけでは無く、専用に作られたアプリに限られます。
Xperia ZシリーズからXperia Xシリーズへの変更と共に、スモールアプリも廃止され提供されなくなってしまいました。理由は「需要が無いため」とされていますが、ファンも多く廃止を惜しむ人も多いようです。そのため、有志によって同様の機能を有するアプリが開発されGoogle Playで公開されています。しかも、Xperiaシリーズ以外のAndroidスマートフォンでも使えます。
アプリ スモールメモ – Google Play のアプリ
アプリ Small Timer for All Device – Google Play のアプリ
アプリ Small Browser for All Device – Google Play のアプリ
アプリ Small Tube – Google Play のアプリ
また、専用のスモールアプリ履歴画面ランチャーも提供されているので、従来のスモールアプリと同様に操作することが可能です。
スモールアプリ履歴画面ランチャーの使いかた
もともとのスモールアプリは、ナビゲーションバーの “マルチタスクボタン” より表示されるアプリの履歴画面から起動するようになっていますが、それを実現するのがスモールアプリ履歴画面ランチャーです。
アプリ スモールアプリ履歴画面ランチャー – Google Play のアプリ
初期設定
- アプリより『画面のオーバーレイを許可する』をタップします。
- 他のアプリの上に重ねて表示より “他のアプリの上に重ねて表示できるようにする” をオンにします。
設定の［他のアプリの上に重ねて表示］からでも操作できます。
既に許可されている場合には表示されません。 - アプリより『アクセシビリティサービスを許可する』をタップします。
- ユーザー補助より『履歴ランチャー』をタップします。
- 履歴ランチャーをオンにします。
- ナビゲーションバーの『マルチタスクボタン』をタップする “履歴ランチャー” が表示されます。
スモールアプリ履歴画面ランチャーの初期設定は以上です。
スモールアプリ履歴画面ランチャーは、その名の通り “ランチャー” として機能するだけなので、ランチャーから起動するスモールアプリは別途にダウンロード＆インストールし、ランチャーに追加する必要があります。
履歴ランチャーにアプリを追加する
- 履歴ランチャーより『（上を向いた“く”）』をタップします。
- 表示された画面より『＋』をタップします。
- 表示されたダイアログより『アプリケーションから追加』または『ウィジェットから追加』を選択します。
今回は『アプリケーションから追加』を選択しました。 - 表示されたダイアログより『（対象のアプリ）』をタップします。
- グレーの領域に追加されたアプリを、緑の領域へドラッグ＆ドロップ（長押しのままスライド）します。
- 履歴ランチャーに追加されます。
履歴ランチャーにアプリを追加するやり方は以上です。
スモールアプリはXperiaシリーズだけの機能だったので、使ったことのない人も多いでしょうが、使ってみると意外と便利でオススメです。
