Xperiaを始めとしたAndroidスマートフォンなどは画面の小ささゆえに様々な “もの” がそれぞれ絵柄で表現されています(アイコン化)。使っていれば「どんな機能なのか?」は自ずとわかってきますが、その名前を知っている人は少ないのでは無いでしょうか。
様々な呼びかた
紹介するアイコンの中には “システム的に呼ばれている名称” と “一般的に呼ばれている名称” の異なる2種類が存在する場合があります。その場合には一般的に呼ばれている名称を紹介します。このため、人によっては違う呼び方をしている場合もありますので、あくまでも参考程度に捉えてください。
アイコンの呼び名と意味
アイコンの形は機種やOSバージョンによって異なる場合があります。今回はXperia XZ1 Compact SO-02Kを例として紹介します。
ステータスバー
時刻
アイコンでは無いですが現在時刻の表示が行われています。デフォルトでは “時” と “分” の見であることが多いですが、設定によって “秒” を表示させることもできます。
参考 スマホにおいてステータスバーの表示項目をカスタマイズする方法
バッテリー
電池の形をしたアイコンは「バッテリーの残量」を示しています。機種や設定によって横にパーセント表示がされている場合もあります。
機内モード
飛行機の形をしたアイコンは「機内モードがオンになっている」と表示されます。機内モードは電波を発しない状態で、その名の通り飛行機内で利用する場合に設定することが想定されています。
モバイルネットワーク
3本から5本の棒が縦に並んだアイコンは「3Gや4G(LTE)などのモバイルネットワーク圏内に居る」と表示されます。接続されているか否かはアイコンのそばに表示される “4G(LTE)” や “3G” などで判断することができます。
Wi-Fi
扇型をしたアイコンは「Wi-Fiに接続している」と表示されます。Wi-Fiがオンでも未接続の状態では非表示となります。
アラーム
時計の形をしたアイコンは「アラームを設定している」と表示されます。まれにアラームを設定していなくとも表示されることがありますが、これは特定のアプリでAndroidシステムのアラーム機能を流用している影響で、アプリ内でタイマーなどを設定していると表示されることがあります。
着信音量
四角形が震えているようなアイコンは「着信音量がバイブレーションになっている」と表示されます。いわゆるマナーモードの状態にあたりますが、スマートフォンは着信音量がバイブレーション(または消音)となっていても、動画の音声などは再生されるので注意が必要です。


Bluetoothアイコン
蝶のような形をしたアイコンは「近距離無線通信である “Bluetooth” がオンになっている」と表示されます。Bluetoothはワイヤレスイヤフォンの接続やテザリング、意外なところではマウスなども接続することができます。
参考 スマホのBluetoothテザリングを使ってWi-Fiネットワークを共有する方法
参考 スマホ/タブレットを “マウス” で操作する方法
位置情報サービスアイコン
ピンのような形をしたアイコンは「位置情報サービスの利用中」を示しています。地図アプリなど位置情報を使用するアプリを起動していると表示されます。
データセーバーアイコン
〇の中に+の形をしたアイコンは「データセーバーがオン」を示しています。
ナビゲーションバー
戻るアイコン
左(←)を向いた三角形(△)の形をしたアイコンは、タップすることでスマートフォンの操作を1つ戻すことができます。戻るアイコンの他に戻るボタンとも呼ばれています。
ホームアイコン
家の形または単純に○の形アイコンは、タップするとホーム画面が表示されます。ホームアイコンの他にホームボタンとも呼ばれています。
参考 Androidスマホにてホームアイコンの “◎” と “●” の違いは何なのか?
マルチタスクアイコン
□の形(または斜めになった三)をしたアイコンは、タップすると最近使ったアプリが一覧で表示されアプリを切り替えることができます。マルチタスクアイコンの他にマルチタスクボタンとも呼ばれています。
ホーム画面
ドロワーアイコン
サイコロの6に似た形(点が6つ)のアイコンは、タップするとドロワーが表示されます。ドロワーアイコンの他にドロワーボタンとも呼ばれています。また、ドロワーではなくドロアーと呼ばれることもあります。
インジケーター
複数並んだ点はホーム画面のページ位置を示すアイコンです。点の数はホーム画面の枚数によって増減し、現在のページ数が強調されて表示されることが多いです。単純にインジケーターと呼ぶ他にスクロールインジケーターやページインジケーターなど様々な呼ばれ方があります。
アプリ
メニューアイコン
縦に3つの点があるアイコンは、はタップするとメニューが表示されます。メニューアイコン(メニューボタン)の他に三点リーダーと呼ぶ場合があります。Androidのバージョンによっては点が四角(■)だったり丸(●)だったりします。
サイドメニューアイコン
三の形をしたアイコンは、タップするとサイド(多くの場合で左→右)からメニューが表示されます。サイドメニューアイコン(サイドメニューボタン)と呼ばれていますが、面白い呼び方ではハンバーガーアイコンと呼ぶ人もいます(上下がバンズで真ん中がハンバーグ)。
ボタンなのか?アイコンなのか?
「アイコン」と呼ぶか「ボタン」と呼ぶかは人によって様々ですが、タップするなど操作可能なアイコンは「ボタン」と呼称し、そうでない場合は「アイコン」と呼称することが多いでしょう。