Pixel 3などのAndroidスマートフォンでは、本体に内臓されている “内部ストレージ” や “メモリ” の製造メーカーを表示できるようになっています。アプリなどは必要なく起動するモードを “Fastboot Mode” に切り替えるだけなので簡単に調べることができます。
製造メーカーによる違いは?
スマートフォンには “内部ストレージ” や “メモリ” などが内蔵されていますが、これらの部品はスマートフォン本体を提供しているメーカーが製造していることは少なく、他メーカーが製造した製品を使用していることが多いです。しかも、1つのメーカーでは無く複数の異なったメーカーを使うこともマレにあります。
製造されたスマートフォン本体は、提供するメーカーが保証してくれるので、一般的には「部品メーカーの違いによる性能の違いは無い」と言われていますが、こと “内部ストレージ” や “メモリ” に関しては製造メーカーを重視する人も少なからずいます。
そのため、製造メーカーを調べる術と言うのは、これまでにも様々な手段がありましたが、Pixel 3などでは電源オフ状態の起動時にモードを選択することができ、Android OSを起動せずに専用のモード “Fastboot Mode” を起動することで、これらの情報を画面に表示させることができるようになっています。
部品の製造メーカーを表示する手順
Pixel 3に搭載されたAndroid 9 Pieを例とします。他の機種やバージョンでは操作が異なる場合があります。
- スマートフォン本体の電源がオフの状態で『電源ボタン』と『ボリュームダウンボタン』を同時に長押しします(起動するまで)。
- Fastboot Modeで起動するので表示されている “DRAM” と “UFS” を確認します。
Fastboot Mode ~~~ DRAM: 4GB XXXXX LPDDR4X UFS: 64GB XXXXX ~~~
表示されている項目のうち “DRAM” がメモリを “UFS” が内部ストレージを示し “XXXXX” の部分がメーカーにあたります。
部品の製造メーカーを表示するやり方は以上です。
Fastboot Modeを終了するには『ボリュームアップ/ダウンボタン』を押下し、電源ボタンが “Power off” と表示されている状態で押下します。電源がオフになったら、通常通りに『電源ボタン』を長押ししてオンにします。