Androidスマートフォンでは【ウィンドウアニメスケール】【トランジションアニメスケール】【Animator再生時間スケール】と呼ばれる3つのスケールの設定を変更することができますが、これらを変更することでスマートフォンの体感速度を向上させてサクサクとしたスムーズな操作を実現することができます。
アニメスケールを変更する手順
- 設定の開発者向けオプションより【ウィンドウアニメスケール】【トランジションアニメスケール】【Animator再生時間スケール】を設定します。
項目が多いので検索をオススメします。
設定できるアニメーションスケールは、デフォルトで[等倍]となっており、等倍を[1倍]とした場合に小さい値(0.5倍など)に設定すると、アニメーションが高速になります。
逆に等倍よりも大きい値(2倍など)に設定するとアニメーションが遅延します。良くわからなければ、アニメーションスケールを5倍や10倍に設定すると、ゆっくり表示されるようになるので挙動がわかりやすいでしょう。
アニメーションは全く必要ないという場合には[オフ]と言う選択も可能ですが、アニメーションを使った操作ができなくなる恐れがあるので注意してください。
【アニメスケール】が指すアニメーション
ウィンドウアニメスケールとは、ダイアログなどが表示される際のアニメーション時間を指しています。ダイアログとは【ウィンドウアニメスケール】をタップした際に表示される変更画面のように重なって表示されるウィンドウの事なので、開発者向けオプションよりウィンドウアニメスケールをタップしてみると、その挙動が解りやすいでしょう。
トランジションアニメスケールとは、画面遷移時などのアニメーション時間を指しています。戻るボタンなどをタップしてみると、その挙動が解りやすいでしょう。
Animator再生時間スケールとは項目をタップした際に、タップした箇所に表示される波上のアニメーションの事を指します。タップすると画面が切り替わることが多いのでなかなか挙動がわかりにくいですが、ロングタップすると見やすいかもしれません。
アニメスケールの変更による効果
操作時のアニメーションスピードを変えることができるので、適切な設定をすれば、体感速度を向上させてサクサク・キビキビとした操作が可能となります。
ただ、体感速度を向上させると、その分の処理が増えるのでバッテリーの減りが早くなったり発熱などの原因となるため、異常を感じたら直ちに使用を中止したほうが良いでしょう。