Wi-Fiで接続するにはルーターなどを介するのが一般的ですが、Androidスマートフォンは “WiFi Direct” に対応しており「ルーターを持っていない」と言う場合でも “スマートフォン対スマートフォン” を始め “スマートフォン対タブレット” や “タブレット対タブレット” をWi-Fi(無線LAN)で直接接続することができます。
WiFi Directとは?
WiFi Directとは「Wi-Fi(無線LAN)を用いて対応機器同士を直接接続すること」を指しています。
WiFi Directのように対応機器同士をWi-Fiによって直接接続やり方は、これまでにも「アドホックモード」と呼ばれる方法がありました。そのため、WiFi Directの機能自体は特に新しいものではありません。
しかし、従来のアドホックモードは対応機器同士を接続するために専用の設定が必要であったために、不慣れな人にとっては複雑怪奇な手順を踏む必要がありましたが、WiFi Directでは簡単に接続することができるようになっています。
WiFi Directで接続する手順
2台で同じ操作をする必要があります。
- 設定より『ネットワークとインターネット』をタップします。
- ネットワークとインターネットより『Wi-Fi(インターネット)』をタップします。
- Wi-Fiより『Wi-Fi設定(ネットワーク設定)』をタップします。
- Wi-Fi設定より『Wi-Fi Direct』をタップします。
バージョンによっては[詳細設定]の配下にあります。また、両方のデバイスで “Wi-Fi Direct” を表示させておく必要があります。
- 一方のデバイスで、Wi-Fi Directの “ピアデバイス” より『(相手のデバイス名)』をタップします。
自デバイスのデバイス名(機器名)は、一番上に表示されています。
- もう一方のデバイスで、ダイアログを確認し問題が無ければ『同意する』をタップします。
- Wi-Fi Directの “ピアデバイス” より『接続済み』を確認します。
WiFi Directで接続するやり方は以上です。
WiFi Directは対応機器同士をWi-Fiにて直接接続する機能なので、WiFi Directを利用した専用のアプリを用いると2つの端末間において他を介することなく “ファイル転送” などを行うことができます。